2021年10月米雇用統計回顧。コロナ給付金10万円は誰の手に。

2021年11月5日、2021年10月の米雇用統計が発表されましたが、為替はどう動いた?アメリカの雇用市場はどうなる?先日のFOMCでテーパリング開始が発表。そして雇用統計では雇用者数が+53.1万人と予想を上回り、失業率も4.6%に改善。これはドル高になるか・・・と思いきやそうでもなかったですね。

 

どもども。asajiroです。

なんか・・・コロナ対策の一環として、

所得制限付き(年収960万円等)で給付が行われるみたいですね。

 

 

子供一人に付き10万円相当。

それから住民税非課税世帯に10万円?

あと別で、学生支援にも10万円?

 

まあ、子供が3人いる我が家みたいな家庭にとっては大変有り難いわけですが、

 

 

子供がいない困窮世帯には支給されないのか?

世帯収入で判断した方がいいのではないか?

困窮学生は10万円貰っても苦しいのではないか?

 

といった色んな批判が出ていますね。

しかしこれ・・・所得制限をするなら

どこかで線を引かないといかんわけでね。

ある程度の不公平は仕方ないことだと思います。

所得制限ナシだと「バラマキ!」と批判されるわけですからねー。

だれもが納得する給付は無理だと思われます。

 

また、支給が遅くなっても批判されるわけで、

児童手当のシステムを利用するのは悪くないと思います。

 

 

そもそもこの図にあるような

年収950万円+年収950万円みたいなケースは超レアじゃないの?

下の段の例は・・・旦那の所得が970万円あるんだからもうしょうがないという気がします。

 

まあ、マスコミは批判するのが仕事でありますが、

ほんと子供にはお金が掛かりますからねー。

 

 

「ありがたい」

 

という声もちゃんと報道して欲しいですねー。

今回の給付、子供がいる家庭はほんと助かると思いますー。

 

さて、2021年10月の米雇用統計を回顧したいと思います。

 

2021年10月米雇用統計結果

◎非農業部門雇用者数。予想:+45.0万人→結果:+53.1万人
◎民間雇用者数。予想:+40.0万人→結果:+60.4万人
◎失業率。予想:4.7%→結果:4.6%

 

むむ!

予想の45.0万人をちょいと上回る53.1万人。

そして失業率も改善して4.6%。

 

ちなみに、木曜に発表された失業保険継続申請件数は、

予想211.8万人に対し、結果210.5万人。

先月の223.9人から13万人減。

 

失業保険継続申請件数は・・・チョイと前まで280万人とかだったわけですが・・・かなり減ってます。

 

で、チャートがどう動いたかというと・・・

 


米雇用統計発表後のユーロドルのチャート。
細かく上下した後はユーロ高・ドル安へ。

 


米雇用統計発表後のドル円のチャート。
瞬間ドル高で反応したものの・・・その後はドル安・円高へ。

 

米雇用統計、10月53.1万人増 失業率は4.6%に改善

すでに、先日のFOMCでテーパリング(緩和縮小)の開始が発表されており、

現在の市場の興味は「利上げがいつになるか?」という点。

 

今回の雇用統計が予想以上に強い内容となったため、

市場は「利上げ」を意識したんですかねえ。

ちょっと良く分かりませんがドル安となっています。

 

予想は・・・数字悪化による「ドル安」でしたが、

数字は良かったのに「ドル安」という結果に。

 

さて、

問題は今後。

 

アメリカは・・・夏以降デルタ株が猛威を振るっていたわけですが、

最近は落ち着いて来ている?

 

いやいやいや!まだまだ1日あたり数万人!

多い時は10万人超えてるじゃん!

 

しかし、経済は上昇気流で雇用市場も活発とのこと。

もう・・・アメリカは新規感染者数とか無視してるのかな?

 

ここで不思議な国を一つ紹介しましょう。

デルタ株発祥の地インド

 

そのインドでは一時は1日40万人

を超える感染者を出していたんですよ。

 

 

それが今は1万人程度に抑えられているのです。

 

何故なのか?

 

ワクチン接種率を見ると・・・

 

 

24.9%!日本の74.6%と比べると・・・その差歴然ですね。

 

というわけで、

ワクチンが原因ではなく・・・

インドでは感染者が激減しているわけですが、

 

その理由は集団免疫だと言われています。

 

インドで抗体検査をしたところ

6~7割の人が抗体を持っていたとのこと。

つまり・・・

多くのインド国民は知らん内にコロナに掛かっていたわけです。

 

なるほどねー。

 

これは・・・もしかして日本でも

起こっているのかもしれません。

日本ではワクチン接種が進み、

あっという間に世界で3位の接種率となったわけですが、

 

それにしても感染者が少な過ぎる・・・

 

 

と感じている人が多いと思います。

東京などの都市圏でも30人以下の日が続いてますし、

私の住む熊本をはじめ地方は「ゼロ行進」ってところも少なく有りません。

私はコロナを「ゼロ」にするのは不可能だと思っていましたが、

実際、地方都市ではそれが現実に。

(無症状感染者が多いだけだと思いますが・・・)

 

これは日本の・・・

「ワクチン接種済」「抗体持ち」の割合が

異様に高いからではないでしょうか。

 

だとすると?

 

仮に第6波が来ても・・・大丈夫なんじゃない?

少なくとも重症者や死者は激減するんじゃない?

もう経済元通りにしちゃっていいんじゃない?

GoToキャンペーンはじめちゃってもいいんじゃない?

 

旅行・観光業界に救いの手を!

 

しかし怖いのは新たなる変異株か・・・

これはいつどこで発生して日本に上陸するか分かりませんからね。

 

話を戻しましょう。

アメリカは新規感染者数をさほど気にしておらず、

緩和縮小の入り口に立っているわけですが、

 

言うまでもなく、

緩和縮小や利上げは「ドル高」要因。

 

しかし、縮小するとはいえ、

緩やかに緩和政策は続くわけで(来年の夏くらいまで?)。

FRBのパウエル議長も「早期利上げ」に関しては慎重姿勢。

 

というわけで、

市場はまだまだ様子見みたいですね。

 

今後の展開を予想するのは難しいですが・・・

ユーロドルはドル高トレンドが続きそうですね。

ドル円は膠着するのかな。

 

ではまた!