2021年12月米雇用統計回顧。オミクロン株急拡大!

2022年1月7日、2021年12月の米雇用統計が発表されましたが、雇用者数は予想を大きく下回る+19.9万人。しかし現実には「労働者不足」となっており、失業率は3.9%と前回の4.2%から大きく改善。為替はどう動いた?FRBはどう考えている?利上げはいつ?アメリカの雇用市場はどうなる?

 

どもども。asajiroです。

昨年末に・・・

「日本には第6波が来るのでしょうか?」

と書いてたんですが、

やっぱり来ましたね。第6波。

 

今回の波は前回の第5波以上のものなりそう。しかし死者数(折れ線グラフ)は今のところ増えていない。

 

この第6波・・・

主にオミクロン株が拡大していると思われますが、

とんでもない早さで感染が拡大しており、

あっという間に新規感染者数1万人を突破。

 

しかし・・・これは日本だけの現象ではなく、

世界中で爆発的に感染が拡大してるんですよね。

アメリカではなんと1日当たりの感染者数が140万人を突破。

 

 

ひゃ、140万人!

 

マジすか。

 

そして欧州はもちろん、

比較的感染が落ち着いていた国々でも感染が爆発していますので・・・

(スペイン30万人超え、インド10万人超え)

 

日本も同じ道を辿る可能性は十分あるわけで、

10万人とか20万人とか感染する日が来るかも?

 

もう止まらない?

 

で、現在、沖縄と山口・広島にまん延防止措置が出されているわけですが、

今後感染が広がっていくと・・・

「緊急事態宣言再び」

って議論になりそうですよね。

 

しかし・・・

オミクロン株はデルタ株に比べ重症化率が1/5という話もありますし、

先に流行した南アフリカでは明らかに死者数が少ないというデータも。

 

もう・・・

 

風邪と一緒じゃね?

 

 

という意見もあるみたいですが、

 

風邪と違うのは感染力。

 

あとは・・・あんまり変わらない?

 

「いやいや、それでも高齢者や疾患持ちの方は危険だよ!」

 

という意見もあると思いますが、

そもそも・・・

普通に肺炎で亡くなる方は年間10万人いるわけですよ。

つまり、高齢の方や疾患持ちの方にとっては、

普通の風邪やインフルエンザだって危険なのであり、

コロナだけを特別扱いして

経済止める意味はもうあまりないと・・・

私は思います。

 

もうワクチンも治療法もありますからねえ。

(インフルエンザがどんだけ流行っても緊急事態宣言を出すという議論にならない)

 

 

ただ、感染力は恐ろしく強いので・・・

回りに感染させないことが大事。

つっても無症状・軽症だとどうしようもないですよね。

「ちょっと咳が出るな?」

くらいで検査する人は少ないと思われます。

 

それに・・・

3回目のワクチンを打ったとしても、

4回目のワクチンを打ったとしても、

数ヶ月で効果が切れるわけですし、

また新たな株が出現するのですから・・・

 

永遠のいたちごっこじゃないですかねえ。

 

 

もう・・・

無症状の方や軽症の方がほとんどなわけですから、

普通にインフルエンザと同じ5類扱いにして、

重症化するリスクがある方だけワクチンを打つ。

そして、発症して症状が重い場合は治療をする。

これでいいんじゃないですかね?

 

・・・と、

 

思ってる人は結構いるんじゃないかと思います。

 

アメリカとかは

表向き「お願いだからワクチン打って!」「マスクして!」と言ってますが、

もう諦めてる風ですよね(笑)。

 

私が思うのは・・・

 

今後、人と会うのにマスクするのが当たり前!って世界になったら

 

悲しいってことです。

 

だって、

 

街往く女性の顔が

 

見れないじゃないの(笑)。

 

 

さて、2021年12月の米雇用統計を回顧したいと思います。

 

■2021年12月米雇用統計結果

◎非農業部門雇用者数。予想:+40.0万人→結果+19.9万人
◎民間雇用者数。予想:+36.5万人→結果:+21.1万人
◎失業率。予想:4.1%(前回4.2%)→結果:3.9%

 

予想を大きく下回る+19.9万人!

 

だけんどもしかし!

 

失業率は大幅に改善して3.9%!

 

前回は4.2%で・・・4.1%の予想でしたが、

それをさらに上回って3%台に突入。

 

ちなみに、木曜に発表された失業保険継続申請件数は、

予想168.8万人に対し、結果175.4万人。

 

先月の171.8万人からは増えましたが、

先々月は200万人とかだったので順調に減ってる感じです。

 

で、チャートがどう動いたかというと・・・

 

米雇用統計発表後のユーロドルのチャート。
60pipsほど上昇してユーロ高ドル安に。

 

米雇用統計発表後のドル円のチャート。
大きな値動きはなく徐々にドル安となって30pipsほど下落。

 

米雇用統計、12月19.9万人増と予想下回る 失業率は3.9%に改善

 

雇用者数が減ったのは、

「労働力不足」が原因。

 

つまり、コロナ禍によって

「(現場で)働きたくない」という人が増え、

企業は深刻な労働者不足となってるんだそうな。

 

失業率は0.3%も改善され、

雇用市場としては、

「ほぼほぼ完全雇用状態」

と言えるような数字。

 

しかしコロナ禍前の雇用者数と比べると

まだまだ360万人も下回ってるわけで、

この点が凄い謎。

 

この方達は今何をしているのでしょうね???

働くことをヤメたのか?

それとも諦めたのか?

この360万人は失業者のカテゴリーに入ってない?

 

私の予想は「ドル高」だったのでハズレ・・・

米企業は好調で雇用者は増えると見ていたのですが、

ニーズはあっても働き手がいない・・・というのが現状みたいですね。

 

さて、

問題は今後。

 

■今後の為替・ドル円は?

今回の雇用統計を受けて

「利上げは3月!22年中に年4回利上げ!」

という予測が行われてますね。

 

これを裏付けるような発言もFRBからあったようです。

米FRBの利上げ、早ければ3月=サンフランシスコ地区連銀総裁

これはもう「3月利上げ」は確定的ですな。

 

2021年12月のCPI(消費者物価指数)は前年同月比7.0%上昇・・・

インフレが加速しており、

FRBとしてはいち早く対策を取りたいというところでしょう。

 

「利上げ」はもちろんドル高要因。

 

しかし世界的に急拡大しているオミクロン株の影響もありまし、

株式市場も怪しい動きをしていますし、

中国恒大グループのヤマもまだ全然解決されていません。

 

ドル高と見せかけてドル安!

なんてパターンも考えておいた方がいいかも?

 

さて、今年はどうなりますやら。

 

ではまた!