ウクライナ戦争と2022年2月米雇用統計予想。

2022年3月4日、2022年2月の米雇用統計が発表されます。雇用者数は増えるのか?アメリカのコロナの状況は?ロシアがウクライナの首都キエフに向けて侵攻し・・・激しい戦闘が行われていますが、さてウクライナ戦争の株価・為替への影響は?

 

どもども浅次郎です。

ロシアがウクライナ軍事侵攻し、

連日関連ニュースが飛び交っていますね・・・。

 

 

 

 

 

 

 

当初、仮にロシア軍が軍事侵攻するとしても

親ロシアの東部ルガンスク州・ドネツク州に限定されるかと思われていたのですが、

大方の予想を裏切り、

プーチン大統領は一気に首都キエフを陥落させるよう軍を展開。

 

 

ウクライナ軍も徹底して抗戦する構えで、

キエフ周辺では激しい戦闘が行われれてるみたいですね。

 

民間人にも多くの死傷者が出ており、

キエフは今世界で最も注目を浴びる都市となっています。

 

いやー。しかしいったい

プーチンはどうしたいんでしょうね?

 

東部地域だけではなく、

ウクライナ一国を完全に屈服させ支配下におきたいのでしょうか?

 

ゼレンスキー大統領を見つけ出して殺し、

現政権を崩壊させて傀儡政権を作ることが最終目的でしょうか?

 

だとしたら、

そう簡単にこの戦争は終わらないように思います。

西側の諸国がそれを許さないだろうからです。

そうなると・・・

どこかで妥結する必要があるわけですが、

今の所プーチンは「キエフ陥落」まで猪突猛進している感じですよね。

どうなるんだこれ・・・。

 

ところで、

 

メディアは連日「ロシア批判」を繰り広げ、

「プーチンは悪魔!」

「一刻も早く停戦を!」

「戦争反対!」

 

と連呼されていますね。

 

ごもっとも。

 

私もそう思います。

 

しかしこれが世界の現実であり、

日本の周りにも「武力を背景に領土を広げようとしている国」がありますし、

「核ミサイル実験を繰り返している国」もあります。

 

日本にとっては「明日は我が身」の問題です。

いつ、中国が尖閣諸島・沖縄を奪いに来るのかわかりません。

わかりませんが中国は「核心的利益」と言っています。

その時日本はどうするのか?

アメリカに戦ってもらうのか?

自衛隊はちゃんと機能するのか?

核を打ち込まれたら終わりじゃないの?

・・・ちゃんと考える必要があると思いますねー。

 

また、戦争・紛争が行われているのは

ウクライナだけではありません。

(シリア、アフガニスタン、トルコ、リビア、イエメン、インドなど)

 

アメリカだって今まで多くの理不尽な戦争を起こしてきましたからね。

 

アメリカが起こす戦争は正義なのか?

なんで中国には何も言わないんだ?

悪いのはプーチンだけなのか?

 

単に思考停止して

「戦争反対!」と批判するのではなく、

 

裏で何が起きているのか?

この戦争の結果、得するのは誰なのか?

 

なんてことを考えると、

今までと違った視点で見れるかもしれませんねー。

 

さてさて。2月雇用統計の予想を。

 

前回「1月米雇用統計」の結果は?

まず、前回の結果。

◎非農業部門雇用者数。予想:+15.0万人→結果+46.7万人
◎民間雇用者数。予想:+15.0万人→結果:+44.4万人
◎失業率。予想:3.9%(前回3.9%)→結果:4.0%

 

前回は予想を大きく上回る結果。

チャートはどう動いたかというと・・・

 

米雇用統計発表後のユーロドルのチャート。
30~40pipsほど上下したもののほぼ変わらず。

 

米雇用統計発表後のドル円のチャート。
一気に50pipsほどドル高に!その後は一旦戻って来たけど・・・またドル高の流れに。

 

ウクライナ問題は置いておいて・・・

アメリカではオミクロン株が完全にピークアウトした感じで、

かなり新規感染者が減ったんですよ。

 

 

うへー。マジで減ったなあ。

一時期は1日100万人超えてたのに、

現在は数万人程度。日本と同じくらい。

 

これはもう・・・

「集団免疫」を取得した・・・

ということなんでしょうね。

 

アメリカはもう途中から感染防止を諦めてる感じでしたが、

それでも勝手に感染者は激減。

今回の雇用統計は激減した2月の数字となるわけですが・・・

 

さてどうなる?

 

「2022年2月米雇用統計」の予想。

◆雇用統計とは?
米雇用統計では、失業率とNFP(非農業部門雇用者数:nonfarm payrollsの略)を中心として、製造業就業者数・小売業就業者数・週労働時間・賃金インフレの状態を示す平均時給など10数項目が発表されます。

◎非農業部門雇用者数:+40.0万人
◎民間部門雇用者数:+37.8万人
◎失業率:3.9%

 

今回も前回に引き続き40万前後の雇用者増、

失業率は4.0%→3.9%の予想。

 

まあ・・・オミクロン株が猛威を奮った1月でも46.7万人増でしたから、

今回はさらにプラスになっても不思議無し。

 

というわけで、

 

2月はさらに雇用が伸びて・・・

ドル高!

になると予想しておきます。

 

今回、雇用統計の数字がどうなろうと、

3月15~16日に行われる

FOMCで利上げが発表されるでしょうからね。

 

もうこれは市場も折込済みなわけですが、

それでも大きく反応するかもしれませんねー。

 

今は、ウクライナ戦争で

「有事のドル買い」「リスク回避の円買い」

が進んでおり、

 

これらが拮抗しているドル円より

ユーロドルなどでドル買いが面白そうですね。

あと、NYダウは連日下げており、

とうとう33000ドル付近まで下落。

そもそも「利上げ」を見越して株が売られるシーンが増えてきているわけでね。

これはトレンドが変わった可能性アリ。

 

ウクライナ、早く停戦するといいですねえ。

 

ではまた!