2021年5月米雇用統計回顧。東京五輪中止したら円安株安?

2021年6月4日、2021年5月の米雇用統計が発表されましたが、雇用者数は55.9万人と予想より約10万人ほど少ない数字。さて為替はどう動いた?アメリカの雇用市場はどうなる?テーパリング(緩和縮小)が始まるのは?東京五輪を中止したら円安?株は急落?

 

どもども。asajiroです。

だんだん「東京五輪」に対する国民の目も変わって来たみたいですねー。

 

 

これは読売新聞の世論調査によるものですが、

5月に調査した時と大きく数字が変わっており、

「オリンピック容認論」

が出始めてます。

これは、

・新規感染者が減って来た。

・ワクチン接種が順調に進んでいる。

という点が大きく作用しており、

「これならオリンピック開催出来るんじゃないの?」

という感じに世論が動いてるわけです。

 

緊急事態宣言延長の甲斐あってか・・・大きく感染者が減っている。

 

順調にワクチン接種が加速している。現在は1日あたり60万人だが・・・今後民間接種が始まればさらに加速するだろう。

 

しかし、いまだに

「オリンピック中止」を主張している人は多いです。

特にテレビ朝日系列、TBS系列に多いですね。

 

私には・・・なぜそんなに悲観的なのかよく分かりません。

 

・オリンピックが始まる頃には高齢者のワクチン接種はほぼ終わる。

・来日する選手やその関係者はワクチンを接種している。

・選手達は毎日PCR検査をする。

・選手や関係者、そしてプレスに移動制限を設ける。

・外国からの観客は受け入れない。

 

この状況で選手たちが感染するでしょうか?

あるいは選手や関係者から一般人に感染するでしょうか?

仮に感染したとして、

すでに高齢者はワクチンの接種をほぼ完了してるわけですから

重篤化したり亡くなったりする方はほとんどいないでしょう。

 

観客を入れると人流が・・・という方もいますが、

じゃあプロ野球は?Jリーグは?高校野球は?

というか・・・通勤電車とどう違うのか教えて欲しい。

 

危険なのは三密や飲食や会話やセックスなのであり、

マスクをした状態での観戦にどんな問題があるのか教えて欲しい。

 

中には「一部の政治家や利権を持つ企業のためにオリンピックやるんだろ!」という方もいます。もちろんそれもそうなのですが、この4年に一度のオリンピックに人生賭けてる人たちが沢山いることを忘れてはいけないと思います。

 

アマのスポーツ選手にとって、

オリンピックは人生最高の夢舞台です。

ここを目指して不断の努力を重ねて来たのです。

お金も時間も沢山掛けてきたのです。

 

だから我々は心を打たれて感動するのであり、

そこに大きなお金が動くのです。

 

「金のためにやるのか!」と言ってる人は、

経済のことが全く分かっていない方だと思います(当たり前でしょ)。

それが世界中の夢を、子供達の夢を壊す言葉であることにも気付いていないと思います。

 

「何より命が大事だろ!」と言ってる人もいますが、

2020年は・・・11年ぶりに死亡者数が減ったというのをご存知でしょうか?

 

年間死亡数11年ぶり減 コロナ対策で感染症激減

 

つまり、マスクなどの感染予防策により

「亡くなった命」より「助かった命」の方が圧倒的に多いってこと。

(特に肺炎やインフルエンザで亡くなった方が劇的に減った)

 

毎年2万人ずつ増えてたのが・・・

2020年は9千人減ったわけですから、

コロナ禍によって助かった命が約3万人ほどいるってことです。

 

皮肉な話ですよね。

コロナ禍の今の方がお年寄りは亡くなりにくいのです。

ワクチンを打てば尚更でしょう。

 

私はオリンピック開催賛成です。

非常に楽しみにしています!

 

さて、2021年5月の米雇用統計を回顧したいと思います。

 

2021年5月米雇用統計結果

◎非農業部門雇用者数。予想:+65.0万人→結果+55.9万人
◎民間雇用者数。予想:+60.0万人→結果:+49.2万人
◎失業率。予想:5.9%→結果:5.8%

 

予想を10万人ほど下回る55.9万人。

しかし失業率は改善して5.8%に。

ちなみに、木曜に発表された失業保険継続申請件数は、

予想361万人に対し、結果377万人。

先月の373万人から4万人増。

で、チャートがどう動いたかというと・・・

 


米雇用統計発表後のユーロドルのチャート。
一気に80pipsほどドル安で反応。その後多少の揺らぎはあったけど週明けはまたドル安へ。

 


米雇用統計発表後のドル円のチャート。
50pipsほどドル安で反応。その後も上値が重くドル安基調。

 

というわけで、

予想をわずかに下回った数字だったにも関わらず、

為替は大きく反応。ドル安となりました。

アングル:米5月雇用統計、FRB政策変更の討議加速化に不十分

 

ふむう。なるほど。

つまり、雇用の改善は堅調ながら、まだまだ足りない。

だからFRBの緩和政策はこのまま続く。

テーパリング(緩和の縮小)はまだかなり先。

ということで「ドル安」となったようですな。

 

しかし最近はかなり為替が反応するようになってきたなー。

雇用統計の予想は「ドル高」としていたのですが・・・

完全にハズレ。

 

さて、

問題は今後。

 

■雇用統計後の予想

ドル円は一時110円を超えるところまで上昇していたのですが、

雇用統計を受けて下落。

現在は109円の前半でレンジしています。

ドル円に関しましては・・・

オリンピックが無事開催されれば大きな変化はないでしょうけど、

もし急遽中止なんてことになったら・・・

一気に円安(ドル高)になるんじゃないかと思います。

そして「株価急落」になるんじゃないかと。

日本経済にとっても大ダメージとなりますので・・・

その観点からも是非オリンピックは盛り上がって欲しいす。

 

そして東京五輪が盛り上がって成功すれば・・・

日本に対する評価も上がり、

一部野党も朝日新聞も悔し涙となり、

菅政権の支持率も大きく上昇するでしょう。

これは「株高」「円安」要因でしょうねー。

 

コッチの方が日本にとって良くないですか?

 

もっと前向きに行こうぜー!

 

壇蜜と三密になりたい(笑)