ピロリ菌の除菌方法。まずは検査薬で自宅検査を。

 

こんにちは!ブログ管理人の浅次郎です。
ピロリ菌の自宅検査やってみました!詳しくは以下をご覧下さいね~。

 

今日は、胃の中に住む悪魔「ピロリ菌」についてお話します。

知っておいて絶対損はないので、

聞いたことあるけど詳しくは知らん!って人も、
ピロリ菌って何?って人も、

最後までご覧になって下さいねー。

 

■ピロリ菌って何?
簡単に言うと、胃の中に住んでる悪性の細菌です。

ピロリ菌

日本人の1/3が感染していると言われ、
高齢の方は特に感染率が高いです。50歳以上の方は80%以上が感染してるとか。

 

経口感染(口からの感染)が殆んどで5歳までに感染することが殆んど。
大人になったら感染しません。

 

ピロリ菌に感染している場合は、下記のような病気を引き起こす可能性が高くなります。

ピロリ菌ニュース

 

現在の健康状態にかかわらず、ピロリ菌の除菌をすることを強くススメます。
予防にもなりますし、感染経路を断つことも出来るからです。
(母から子へ感染することが報告されています)

 

■ピロリ菌はなんで胃の中で生きてられるの?

普通強酸の胃の中に細菌が住むことはできませんが・・・
ピロリ菌は胃の中の尿素をアンモニアに変化させ、それを身に纏うことが出来るのです。
アンモニアは胃酸を中和しちゃうんですね。したたかな細菌です。

ピロリ菌イラスト

 

■ピロリ菌の症状

ピロリ菌は感染するとまず急性胃炎になり、その後は主だった症状はおきません。
が、長い年月をかけて萎縮性胃炎になり、
胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんなどとの関連性が深くなると考えられています。

ピロリ菌胃画像

 

胃がん

1994年WHO(世界保健機構)はピロリ菌を発ガン物質と認定。
なんと胃がんの95%はピロリ菌感染に由来してるそうな。
ピロリ菌の除菌により胃がんの発生率は1/3に抑制されることが証明されています。
ピロリ菌の所持者は通常の人の5~10倍の胃がんリスクがあると言われています。

ピロリ菌胃がん

 

胃潰瘍、十二指腸潰瘍

ピロリ菌胃潰瘍潰瘍患者のピロリ菌感染率はなんと90%以上。アルコールやタバコや刺激物、なによりストレスが一番の原因と思われて来ましたが、実は一番の原因はピロリ菌だったのです。

実は私、19歳の時に十二指腸潰瘍を患ったことがありまして・・・ってことはピロリ菌保持の可能性が高いわけであります。ちなみに父親もピロリ菌保持者でした・・・。
(ピロリ菌の除菌方法については後から述べます)

このピロリ菌が発見されるまで「潰瘍は再発するのが当たり前」と思われてきましたが、
ピロリ菌の除菌によって再発率が明らかに減少。
つまり、ピロリ菌は存在するだけで胃の粘膜を常に攻撃し・・・潰瘍やガンの主たる原因になるのです。恐ろしいですよ。

 

萎縮性胃炎

ピロリ菌胃粘膜粘膜層が薄くなって胃炎と同じ症状になる萎縮性胃炎。
これは加齢現象と考えられてましたが、
実はピロリ菌感染者のみ!が掛かる病気だったのです。その後胃がんになるリスクは5~10倍に増えると言われているため、萎縮性胃炎になった場合、ピロリ菌除菌を真っ先にススメられます。

※慢性胃炎
これはピロリ菌以外の原因(アルコール、タバコ、偏食、ストレス、加齢など)も考えられます。現状では、胃炎の患者にもピロリ菌の除菌が保険適用となってます。

 

■ピロリ菌の検査

内視鏡検査、血液検査や尿検索で調べることができます。

「尿素呼気試験」という方法で簡単に検査することも可能です。
ピロリ菌が出すアンモニアを利用して検査する方法です。
呼気を採取して検査しますので患者さんへの負担がありません。

ピロリ菌呼気検査

ただし、ピロリ菌除菌を行うためには、
「胃の内視鏡検査を受けることが前提」と言われるお医者さんもいます。
これは胃潰瘍や胃がんの有無を検査するとともに、
「今、ピロリ菌がいるかどうか」を明確にする必要があるからだそうです。
まあ、医者なら当然詳細を調べたいでしょうからね。

胃カメラ・・・飲みたくないなあ。

 

ピロリ菌除菌の流れ■ピロリ菌の検査費用

ピロリ菌検査だけなら全額自費でも8350円のようです。保険適用なら2500円程度。
病院によって違うみたいなので事前に問い合わせましょう。

 

■ピロリ菌の除菌治療

拍子抜けするほどに簡単です。注射も入院も必要ありません。飲み薬を3種類7日間飲むだけ。

飲み薬の内訳(3種類)

・胃酸抑制薬
・アモキシシリン(抗生物質)
・クラリスロマイシン(抗生物質)

費用は全額自費で9300円、保険が効くケースなら3000円程度。
1次除菌の成功率は80%程度。失敗した場合は2次除菌へ。

ピロリ菌除菌
※以前は、ピロリ菌がいると分かっただけでは保険適用となりませんが、
2013年2月よりピロリ菌感染による慢性胃炎でも保険適用となってます。

 

■ピロリ菌除菌治療の副作用

・下痢
・腹痛
・口内炎
・舌炎
・アレルギー
・湿疹

副作用として下痢を発症する方が多いようです。
だからといって、服用を止めると除菌率が下がるので止めてはいけません。
アレルギーが出た場合は服用を中止しましょう。

 

ピロリ菌胃がんリスクというわけで、

もしかして、ピロリ菌持ってるかも・・・
という方は検査だけでもしておきましょう。

 

ピロリ菌に感染していると、胃がんになるリスクは感染してない人の5~10倍。

タバコも吸わない。
お酒も飲まない。
食事も控え目。
健康には人一倍気をつけている・・・

そんな人が胃がんになるのは大抵ピロリ菌が原因であることが多いのです!つまりいくら健康に気をつけてもピロリ菌が全てを無駄にしてしまうのです。

また、胃の老化にも大きく影響を与えます。高齢の方で胃がキレイな方は殆んどがピロリ菌に感染してないとのこと。年を取っても美味しい食事が出来るかは・・・ピロリ菌次第とも言えそうです。

 

もちろん、ピロリ菌の除菌をしたからといって、胃潰瘍や胃がんにならないとは限りません。限りませんが、たかが数千円でそのリスクはグっと減少するのですから・・・

・親や祖父母が胃がんだった。
・胃潰瘍や十二指腸潰瘍になったことがある。
・慢性胃炎だ。
・なんだか胃の調子が良くない。
・シクシクと胃が痛むことがある。
・なんとなく不安

こういう方は一度きちんと検査することをおすすめします。

 

 

病院に検査に行く時間がない方、面倒な方は・・・
ピロリ菌検査薬ネットでピロリ菌検査薬が購入出来ます。

ピロリ菌検査薬

尿を取って、検査センターに送り、検査結果が送付されて来ます。費用は4,000~7,000円程度。販売者によって異なります。保険適用外の方はコチラの方が安く済みますが、保険適用の場合(慢性胃炎、胃潰瘍など)は病院で検査した方が安いです。

特別症状はないけど・・・安心を買いたい!って方は自宅検査でもいいと思いますよ。
でも、ちょっと症状が気になる・・・って方は病院できちんと検査しましょう。

 

・・・というわけで、不安な管理人は自宅検査をやってみました。

 

送られて来たキットで小便を採取して、
専用の袋に入れてポストに投函するだけ。超簡単でした。

 

そんで、約一週間後に検査結果がDMで送られて来ました。

気になる結果は・・・

 

ピロリ菌検査結果1
 

ん?

 

ピロリ菌検査結果2

 

陰性でした(ホッ)。

 

実は・・・かなりピロリ菌感染を疑っていたのですが、
とりあえず陰性ということで安心しました~。

 

不安な方は調べておきましょう。命に関わりますので。