2021年9月米雇用統計回顧。今後はドル高?ドル安?

2021年10月8日、2021年9月の米雇用統計が発表されましたが、雇用者数は予想+50.0万人に対して+19.4万人と大幅に悪い数字!失業率は4.8%に改善したものの・・・さて為替はどう動いた?ドル円は上昇気流?年内テーパリング開始は揺るがない!

 

どもども。asajiroです。

いやー。しかし日本国内の新型コロナの感染者数減りましたねー。

 

 

人流は減ってないどころか、

緊急事態宣言を解除して急激に増えてるのに・・・

それでも減り続けています。

 

まあ、多少の時間差があるのかもしれませんが・・・

もう解除して2週間経ちますからねえ。

増える気配があるならそろそろでしょうけど。

 

今の所全然増える気配なし。

 

私の住む熊本も・・・連日一桁。5人とか3人とかです。

(やっと時短要請が解除されるようです)

 

まあ、ワクチン接種率が上がったことで、

「無症状感染者」が増えただけの話とは思いますが、

「陽性率」も大幅に減ってるみたいですからねー。

 

ちなみにこれは年代別のワクチン接種率。

 

若い年代はあまり進んでないかと思ってましたが、

20代で50.5%。

30代で56.1%。

結構進んでるんですねー。

これは大規模接種会場や職域接種の賜物でしょうか。

 

全体も2回目接種完了が64.3%ですよ。

今からワクチンパスポートが普及すると・・・

 

「じゃあ、俺も打とうかな!」

 

という人が増えるでしょうからね。

さらに接種率は上がって行くものだと思われます。

 

しかし・・・

今の状態に日本を持って行ったのは間違いなく、

菅前総理だと思います。

これで批判されるって・・・・おかしくねえ?

他の国と比べてみなって!

 

さて、2021年9月の米雇用統計を回顧したいと思います。

 

■2021年9月米雇用統計結果

◎非農業部門雇用者数。予想:+50.0万人→結果:+19.4万人
◎民間雇用者数。予想:+45.5万人→結果:+31.7万人
◎失業率。予想:5.1%→結果:4.8%

 

うへー!

予想の50.0万人を大きく下回る19.4万人!

しかし失業率は大きく改善して4.8%!

ただしこれは労働参加人口の減少が原因との見方あり。

(就職を諦めた人が増えた)

 

ちなみに、木曜に発表された失業保険継続申請件数は、

予想278.0万人に対し、結果271.4万人。

先月の281.1万人から10万人減。

 

失業保険継続申請件数は結構減ってます。

 

で、チャートがどう動いたかというと・・・

 


米雇用統計発表後のユーロドルのチャート。
瞬間的に30pipsほど上下しましたが・・・結局変わらず。その後も大きな動きなし。

 


米雇用統計発表後のドル円のチャート。
こちらは一瞬ドル安で反応するもその後はドル高ウナギノボリ。。

 

ユーロドルはあまり動いてないのですが・・・

ドル円は週明けにかけて激しいドル高円安!

もうアゲアゲな感じで上昇しているわけですが、

その後も上昇を続けて114円を眺めるところまで来ています。

 

な、なんだこれは?

米雇用統計:識者はこうみる

 

要は・・・

雇用統計の数字は悪かったけど、

壊滅的ってわけじゃなかったから・・・

「テーパリング(緩和縮小)の年内開始」

が予定通り行われる公算が大きい。

というわけですな。

 

テーパリング開始は「ドル高要因」。

そして「原油高」が追い風となってドル高が進んでるんですな。

 

私の予想は・・・数字悪化による「ドル安」でしたが、

数字はかなり悪化したものの「ドル高」に動くという・・・

 

なんとも難しい結果となりました。

 

さて、

問題は今後。

FRBは11月のFOMCで「テーパリング開始」について言及し、

予定通り年内開始となりそう。

これは「ドル高」要因でありますが、

 

今、市場が注視している「超ハイリスク危機」がありますな。

そう。

中国恒大グループ危機。

 

 

今、中国恒大グループは資産の切り売りで、

ドル建て社債の利払いを何とかしようとしているみたいですが・・・

これは遅かれ早かれ・・・息が詰まってしまうような気がしますねー。

 

問題は中国政府が救済するのかどうか?

 

ちょっと市場は楽観視している風ですが・・・・

何が起きるか分からんですよ~。

 

この中国恒大グループがデフォルトなんてことになったら・・・

当然激しいリスク回避の動きになります(円高)。

 

要注意。