【9月3日発表】2021年8月米雇用統計回顧。東京パラ閉幕。

2021年9月3日、2021年8月の米雇用統計が発表されましたが、予想を大きく下回る雇用者数+23.5万人!失業率は改善されて5.2%!デルタ株の感染が急速に広がる中・・・為替はどう動いた?アメリカの雇用市場はどうなる?

 

どもども。asajiroです。

東京パラリンピックも無事に閉会。

 

 

正直言って・・・

今までパラリンピックを真面目に見たことなかったのですが、

いやあ、めちゃくちゃ良かったですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

体にいろいろな不自由を抱えた方達が、

 

今までどんな思いをして来たのか?

どんだけ努力をして来たか?

なんであんなに速く泳げるのか?

なんであんなに高く跳べるのか?

なんであんな笑顔が出来るのか・・・!

 

それを考えただけで涙腺ユルユルでした。

ほんと沢山の勇気を貰いました。

五体満足の自分が・・・

何を悩んだりくよくよしたりする必要があるのかと。

彼らの想いや努力が無駄にならなくて本当に良かったし、

世界中が感動したと思います。

日頃、「泣く」ということはそうそうありませんが、

たまには感動して「泣く」のもいいですよね。

 

オリパラ開幕前は・・・散々、

 

「中止せよ!」

「変異株の発表会みたいになる(枝野)!」

「オリンピックは私達を殺す!」

 

と言ってた人・団体・有識者・メディアが沢山ありましたが、

 

 

終わってみればなんてことはなかったですね。

 

多少選手や関係者に感染者は出ましたが、

関係者から市中に感染が広がることはなく、

オリパラとコロナ感染拡大は無関係でした。

 

この件に関し、批判していた方たちは

 

「オリパラ中止の意見は間違っていた」

「国民の不安を煽ってしまい申し訳なかった」

 

などと発言・反省の弁を述べるべきだと思うのですが・・・

 

そういったことも一切なく、

さらっと日常に戻って行く感じですね。

あれだけ反対してたんだからオリンピック見なかったのか?

あるいはオリンピック見てもなにも感じなかったのかな?

 

さて、2021年8月の米雇用統計を回顧したいと思います。

 

2021年8月米雇用統計

◎非農業部門雇用者数。予想:+75.0万人→結果+23.5万人
◎民間雇用者数。予想:+66.5万人→結果:+24.3万人
◎失業率。予想:5.2%→結果:5.2%

 

うへー!

予想を大きく下回る23.5万人!

しかし失業率は0.2%好転して5.2%!

 

ちなみに、木曜に発表された失業保険継続申請件数は、

予想277.5万人に対し、結果274.8万人。

先月の286万人から12万人減。

失業保険継続申請件数は減ってますね。

 

で、チャートがどう動いたかというと・・・

 


米雇用統計発表後のユーロドルのチャート。瞬間的に40pipsほどドル安で反応したもののすぐに戻ってきてイッテコイ。その後も大きな動きなし。

 


米雇用統計発表後のドル円のチャート。
30pipsほどドル安となったものの・・・その後ジワジワと戻ってきて元通り。

 

これだけ予想と乖離していたのにも関わらず・・・

為替にはあまり影響が無かったですね。

米雇用が失速、8月23.5万人増 デルタ株直撃 賃金4.3%上昇

 

やはり、今回の雇用者減は、

「デルタ株」の感染急拡大がその背景にあるようです。

 

今、アメリカの新規感染者数は・・・

曜日によっては5万人とか15万人とかばらつきがありますが、

多い時で30万人超。

 

そして収まる気配があまり感じられません。

 

予想は・・・デルタ株の蔓延による雇用者減で「ドル安」!

としていたので一応当たり。

 

しかしチャート的にはすぐ戻って来たんでね。

影響は限定的でした。

 

■今後の展望

さて、

問題は今後。

アメリカではデルタ株の感染が拡大し、

8月の雇用者数が予想より激減したわけですが、

市場は、

「テーパリングの年内開始をFRBが取り下げるほどには、今回の雇用統計は弱くなかった」

と考えているらしいです。

 

なるほど。

 

つまり、引き続きアメリカの雇用は力強く、

デルタ株の感染拡大による経済への影響は限定的。

と考えているわけです。

 

あるいは「新規感染者数」にはもう囚われてないのかもしれませんね。

 

となると・・・

予定通り年末年始あたりから、

「テーパリング(緩和縮小)」

が開始されると考えておいた方が良さそうですね。

 

 

テーパリングはドル高要因。

 

ただ、来月の雇用市場も悪化するようだと・・・

また変わるかもしれませんね。

 

さて、日本ではやっと新規感染者数が減り始め・・・

ピークはやや過ぎた感があります。

 

と、同時になんとなく「安堵感」が広がっており、

緊急事態宣言やマンボウの解除が検討されているわけですよ。

 

私の住む熊本でもピークは超えた感じになっており、

マンボウの解除が検討されているようです。

(さっさと解除してくれー!)

 

だけんどもしかし。

 

今まで何度も繰り返されて来ましたが、

これ、解除したらまた元通りですよね。

あるいは新株が来たらまた感染拡大するわけで。

 

バターになった虎と同じで、

永遠の追い掛けっこだと思います。

 

もう決してコロナはゼロにはならない。

 

毎年毎年新しい変異株が来る。

 

そしていつかは誰しもが感染する。

(ワクチンを打っても発症・重篤化しないだけで感染はする)

 

であれば、

 

共生の道を模索するべきだと思いますけどね。

 

感染拡大する度に経済止めてたら

社会が成り立たないし、

さらに潰れる会社やお店が沢山出現するでしょう。

 

会社やお店潰してまで・・・コロナ対策する意味ある?

もうワクチンもあるし、治療薬もあるんだよ?

 

コロナが怖いという方はワクチン打てばいいし、

コロナは怖くないという方は

普通に感染対策した上で普通に生活すればいいと思います。

 

命は大事だけど、生活はもっと大事。

 

そう思います。