【アメリカ雇用時計予想】2021年3月5日、2021年2月の米雇用統計が発表されます。予想では+18.0万人の雇用者増となっていますが、予想通り雇用者数は増えるのか?アメリカのコロナの状況は?ドル円の反応は?予想はドル安。
どもども浅次郎です。
首都圏を除く6府県の非常事態宣言が解除されましたねー。
ここまで非常事態宣言の効果もあってか、
日本国内の新型コロナ感染者数は
右肩下がりで減少しています。
かなり減りましたよね。
感染が急拡大する前の水準まで戻りつつあります。
でも、ゼロにはなってないわけで、
解除したらまたジワジワと増えだすと思われます。
何故かといえば・・・
PCR検査をしていない無症状・軽症の感染者が沢山いるから。
この資料によると・・・
濃厚接触者で陽性が出た方の73%が無症状。
3人に2人以上が無症状なのです。
(ちなみに現在は濃厚接触者を厳しく追ってPCR検査をしてないらしく・・・これが感染者減となって表れてるだけ・・・という話も有り)
感染経路不明の方は無症状の方が少なくなってますが、
これは「心当たりの無い方はPCR検査をほとんどしない」からでしょう。
(無症状でPCR検査をする方は心当たりがあるから)
この無症状あるいは軽症の感染者がいる限り、
新型コロナがゼロになることはなく、
人の動きが出てくればまた拡大するでしょう。
で、また増えてきたら・・・
またまた非常事態宣言出すの?
それで日本経済耐えれるの?
みんなその辺のこと考えてる?
と思ってしまうわけですが、
とりあえず非常事態宣言が解除されると正直ホッとしますね。
すぐに客足が戻ってくればいいのですが。
■米雇用統計2021年2月
さてさて。2月雇用統計の予想をしておきましょう。
まず・・・前回「1月米雇用統計」の結果は?
◎非農業部門雇用者数。予想:+5.0万人→結果:+4.9万人
◎民間雇用者数。予想:+5.0万人→結果:+0.6万人
◎失業率。予想:6.7%→結果:6.3%
ほぼ予想通りの数字だった先月。
実は・・・
アメリカもロックダウンの効果が出ているのか、
新規感染者数は減って来てるんですよね。
一時期は1日あたり10万人超えが当たり前。
20万人以上になることもザラだったんですが・・・・
2月になって1日あたり5~6万人まで減っています。
まあ、これで減ったと言えるかどうかは微妙ですが、
少なくとも一時期の爆発的な感染拡大は弱まったように見えます。
この辺が雇用統計にどう影響するのか?
◆雇用統計とは?
米雇用統計では、失業率とNFP(非農業部門雇用者数:nonfarm payrollsの略)を中心として、製造業就業者数・小売業就業者数・週労働時間・賃金インフレの状態を示す平均時給など10数項目が発表されます。
■2021年2月米雇用統計の市場予想
◎非農業部門雇用者数:+18.0万人
◎民間部門雇用者数:+19.4万人
◎失業率:6.3%
お。2月は結構増える予想ですな。
これは今までの雇用統計の増減グラフ。
まだ、コロナで失った雇用は回復していないね。
■浅次郎の雇用統計予想
さて、
アメリカでは1月にバイデン大統領が誕生し、
マスクの着用義務化・入国管理といった新型コロナ対策の大統領令を発行。
さらに各州の厳しいロックダウン施策などもあり、
新型コロナの感染者は大きく減少傾向にあります。
しかし、それでもまだ5~6万人レベルの新規感染者が発生しており、
当然ながら・・・
経済は大ダメージを負ったまま。
この状況の中で、
アメリカの雇用市場がどうなっているのか?
現時点では情報が少ないのですが、
今回予想では+18万人となってるんですよねえ。
1月が4.9万人ですから・・・
大幅に改善するという予想なわけですが、
そう上手く行くのかどうか?
水曜日のADP雇用統計、木曜日の失業保険継続申請者件数を見ないと何とも言えんわけですが、
今回の雇用統計では、
ドル安になる!
と予想しておきます。
現在ドル円は上昇気流で107円を目指す展開となってますが、、、
雇用統計で流れが変わりそうな気がしています。
ではまた!