2022年4月1日、2022年3月の米雇用統計が発表されましたが、雇用者数は予想より若干マイナス。しかし失業率は3.6%に改善しアメリカの雇用市場が依然堅調であることを示しました。さて、ドル円・ユーロドルはどう動いた?今後はどうなる?
どもども。asajiroです。
最近はコロナの話題も少なく・・・
連日ウクライナ戦争の報道がTOPですね。
そして今は
「ロシア軍の戦争犯罪」
について取り上げられることが多いようです。
まあ・・・アメリカは他国を非難出来る立場にないと思いますけどね。
実際に戦争犯罪が行われたかどうかはわかりませんが、
(まあ行われてるんでしょうけど)
メディアによる情報発信も戦争の一部でありますから、
全面的に信用しない方がいいと思います。
過大報道やイメージ戦略の可能性もあるので・・・
話半分くらいでちょうどいいかと。
ロシアの肩を持つ気はサラサラありませんが、
アメリカだって今まで多くの戦争犯罪を犯してきたわけですし、
戦争において相手を悪魔化するというのは常套手段ですからねー。
しかし早く停戦合意がなされることを祈ります。
さて、2022年3の米雇用統計を回顧しましょう。
■米雇用統計2022年3月回顧
【2022年3月米雇用統計】
◎非農業部門雇用者数。予想:+49.0万人→結果+43.1万人
◎民間雇用者数。予想:+48.0万人→結果:+42.6万人
◎失業率。予想:3.7%(前回3.8%)→結果:3.6%
予想より若干少ない結果となった3月の雇用統計。
ただ、失業率は改善して3.7%に。
ちなみに、木曜に発表された失業保険継続申請件数は、
予想135.0万人に対し、結果130.7万人。
予想通りではありましたが、
先月の134.2万人から減少。
アメリカの雇用市場は
あい変わらず堅調に推移しているということでしょう。
で、チャートがどう動いたかというと・・・
米雇用統計発表後のユーロドルのチャート。
ほとんど動かず・・・。
米雇用統計発表後のドル円のチャート。
瞬間的にドル高で反応するもすぐ戻り・・・その後はドル高の展開。
→米3月雇用43.1万人増、底堅さ目立つ 失業率3.6%と2年ぶり低水準
ロイターによると、
・アメリカ経済は堅調
・全体の就業者数もコロナ前から160万人減の水準まで回復。
・賃金上昇も再び加速(インフレ圧力も加速)。
というわけで・・・
5月のFOMCで0.5%の大幅利上げ!
の可能性が高まったとありますな。
(次回FOMCは5月3~4日)
アメリカでは・・・コロナの新規感染者が激減してるんですよね。
一時期は1日100万人を超えてたわけですが、
今は1日数万人。
しかも全米で規制解除が進んでいるのに・・・です。
日本ではまた徐々に感染者が増えており、
「リバウンド」が懸念されていますが、
アメリカの例を見れば・・・・
もう過剰に対策する必要はないと思いますけどねー。
さて、問題は今後。
ドル円の上昇は一服した感がありましたが、
また上昇し始めています。
どうやら押し目だったようですね。
そして5月のFOMCでは利上げ確定どころか、
0.5%の利上げになるという予想になっており、
さらにドル高が進みそうな感じです。
あと懸念されているのはロシアのデフォルト危機。
ドル建てのロシア国債20億ドル分が4月4日に償還期限を迎えているわけですが、
米財務省の制裁措置によりドルでの支払いが認められず?
(ロシアはルーブルで返済を履行したと言っている)
このままだと30日後に
デフォルト(債務不履行)となるようです。
そうなると・・・どうなるんだ?
ロシア国債は紙くずに?
さらなるルーブル安?ドル高?
しかし、現時点ですでに・・・
ロシアの国際的信用はガタガタになっており、
今更デフォルト認定となっても変わらないような気もしますけどね。
いずれにせよ・・・来月のFOMCは要注意!
ではまた!