2022年4月1日、2022年3月の米雇用統計が発表されます。雇用者数は増えるのか?アメリカのコロナの状況は?ロシアのウクライナ侵攻の影響は?ドル高はどこまで続く?
どもども浅次郎です。
ウクライナ情勢・・・泥沼化の一途ですね・・・
世界中からロシアに批判が集まっていますが、
どの国も出すのは口と金だけで、
ロシアと直接ドンパチやる気はなし。
このままだと・・・
さらに長期化・泥沼化していきそうですね。
しかしロシアとてどこかで矛を収めたいはず。
鍵を握るのはNATOだと思うわけですが・・・
今度の停戦交渉はどうなる?
さてこのウクライナ戦争は、
明確に世界的経済リスク要因であり、
為替的には円高要因なわけですが、
先日のFOMCでFRBは予定通りゼロ金利の解除・利上げを発表。
これは織り込み済みだったわけだけど、
さらに・・・
年7回利上げの見通しを発表(FOMCの度に毎回利上げ)。
しかも、毎回0.25%ではなく、
0.50%利上げする可能性も示唆。
これに市場はドル高で反応。
日銀は相変わらずゼロ金利政策維持ということもあり、
現在一方的なドル高となって125円に届くかの勢い。
さて、そんな中で雇用統計が発表されるわけですが・・・
どうなるかな?
3月雇用統計の予想を。
2022年2月の米雇用統計結果
まず・・・前回「2月米雇用統計」の結果は?
◎非農業部門雇用者数。予想:+40.0万人→結果+67.8万人
◎民間雇用者数。予想:+37.8万人→結果:+65.4万人
◎失業率。予想:3.9%(前回3.9%)→結果:3.8%
前回は予想を大きく上回る結果。
チャートはどう動いたかというと・・・
米雇用統計発表後のユーロドルのチャート。ウクライナ情勢と相殺されたのか殆ど動かず。
米雇用統計発表後のドル円のチャート。なぜかドル安で反応!反発することなく70pipsほど下落。しかしこの後・・・延々とドル高になって現在123円後半!
いま、世界ではウクライナ戦争の報道が中心となっているのですが、
この戦争が世界経済に与える影響は少なくありません。
ロシアに対する制裁は
自分たちの首を締めるものでもあるからです。
(もちろん一番辛いのはロシアですが)
しかし現在、
アメリカの経済は好調で。
企業は労働者不足に喘いでおり、賃金も上昇、雇用市場は活況。
株価も下げ止まって上昇に転じており、
ウクライナ戦争の影響はあまり感じません・・・
アメリカの新型コロナ感染者数を見ると、
2月後半からずっと1日数万人のレベルで安定。
曜日によっては数千人ってことも。
これをどう判断したらいいのか難しいところだけど、
アメリカはオミクロン禍から脱した!?
と見ることも出来ますね。
そんな中、発表される雇用統計ですが・・・
どうなるかな?
■2022年3月米雇用統計予想
◆雇用統計とは?
米雇用統計では、失業率とNFP(非農業部門雇用者数:nonfarm payrollsの略)を中心として、製造業就業者数・小売業就業者数・週労働時間・賃金インフレの状態を示す平均時給など10数項目が発表されます。
今回の「2022年3月米雇用統計」の予想。
◎非農業部門雇用者数:+49.0万人
◎民間部門雇用者数:+47.8万人
◎失業率:3.7%
今回は40万人後半の雇用者増・・・と少々強気。
失業率は3.8%→3.7%の予想。
新型コロナ感染者は減ってるし・・・
賃上げも続いているし・・・
これはさらに雇用者数増えるんじゃね?
仮に減ったとしても予想から大きく乖離しないのでは?
というわけで、
3月はさらに雇用が伸びて・・・
ドル高!
になると予想しておきます。
今のドル高トレンドに逆らわない方がいい・・・わけだけど、
そろそろ天井?って気もする(笑)。
まあちょっと雇用統計でどう動くのか見極めたいですね。
しかしこれ日銀は放置しててええのか???
さすがにまずいんちゃう?
ではまた!