【9月5日発表】2025年8月米雇用統計回顧+ドル円予想

2025年9月5日、2025年8月の米雇用統計が発表されましたが、非農業部門雇用者数は予想を下回る+2.2万人。失業率は0.1%悪化して4.3%。さて、為替はどう動いた?利下げはどうなる?今後のドル円はドル安でOK?

 

どもども。asajiroです。

 

先日の日銀金融政策決定会合にて、

保有しているETF(上場投資信託)とREIT(不動産投資信託)を市場売却する!

という決定がなされたようです。

 

 

 

これは普通に考えて株価が落ちるんじゃないの?

と思ってしまうわけですが、

その額はETFで毎年3300億円。

これは日銀が保有する37兆円のETFの1%未満の数字。

 

 

つまり、ココ数年で買い集めたETFを100年以上かけて売却していくという話。

これって現実的なのか?

20年かけて買ったんだから20年で売るべきでは?と思いますが、

市場に与えるインパクトは押さえられたみたいです。

日経平均もこの話が出た時は一瞬で1000円ほど下げましたが、

すぐ買い戻して元の水準に。

ちなみに、ETFの含み益は48.5兆円あるそうです。

 

 

この利益ってどうなるんですかね?

国庫に入って有益に使われるのであれば文句はありませんが・・・

 

しかし今後の株はどうなりますかねえ。

後ろだてを失っても順調に上昇して行くのかどうか。

その鍵はアメリカが握ってる?

 

さて、

2025年8月の米雇用統計を改めて見ておきましょう。

 

2025年8月米雇用統計

◎非農業部門雇用者数。予想:+7.5万人→結果:+2.2万人
◎民間雇用者数。予想:7.5万人→結果:+3.8万人
◎失業率。予想:4.3%(前回4.2%)→結果:4.3%

先月から一桁の数字となったわけですが、

今月は+7.5万人の予想に対して+2.2万人。

かなり予想の下!

なんか急に来た感じありますねー。

 

失業率は予想通りの4.3%でしたが、

これも先月より0.1%悪化。

前年比の平均時給は3.7%増の予想に対し結果は3.7%増。

先月は3.9%だったのでやや鈍化した模様。

 

というわけで、

雇用市場は減速急!

と言っても過言じゃないでしょう。

これはすぐに対策が求められそうですね。

 

ちなみに、木曜に発表された失業保険継続申請件数は、

194.0万人(前回は194.4万人)。

こちらは横ばいといった感じ。

 

で、チャートがどう動いたかというと・・・

 

ユーロドルは50pipsほどユーロ高ドル安に動いたものの・・・その後は徐々に戻ってきて値動き少なめ。

 

ドル円は一気に120pipsほどドル安円高に動いたものの、週明けには窓も開いて元通り。

 

米8月雇用2.2万人増、予想以上に減速 失業率4.3%に上昇

 

こちらの記事によると・・・

 

「月内の利下げはほぼ確実」

「トランプ大統領は『遅すぎる』とコメント」

「賃金は依然として労働市場の明るい材料」

 

とありますな。

 

実際、先日のFOMCでは利下げ最下位が発表されましたが、

10月と12月のFOMCでも利下げが行われる?

 

さて、問題は今後。

9月は0.5%の利下げを行う案もあったようですが、

これは却下されて0.25%の利下げ。

この感じだと10月の雇用統計も芳しいものにはならんでしょうし、

10月、12月の利下げもほぼ確定でしょう。

 

というわけで、

やっぱりドル安の流れになりそうですねー。

 

ではまた!