2024年3月8日、2023年2月の米雇用統計が発表されましたが、非農業部門雇用者数は+27.5万人と予想より増えたものの、失業率は3.7%から3.9%に悪化。平均時給は4.4%増から4.3%増と若干落ちた。さて、為替はどう動いた?アメリカの雇用市場はどうなる?
どもども。asajiroです。
日経平均がバブル期以来の最高値を更新しましたねー。
現在は一服して調整ムードとなっていますが、
アメリカ株も好調で、
下げの一途だった中国株も持ち直したみたいですね。
実態経済を反映してるのかどうか謎ですが、
果たしてこのまま株価は上がり続けるのか?
過去の例からするといつか暴落する時が来るわけですが、
それがいつかはわかりません。
見渡せば時限爆弾のようなリスクは多々ありますが・・・
とりあえず注目はアメリカ大統領選ですかね。
さて、
2024年2月の米雇用統計を回顧しましょう。
2024年2月米雇用統計
◎非農業部門雇用者数。予想:+19.8万人→結果+27.5万人
◎民間雇用者数。予想:+17.7万人→結果:+22.3万人
◎失業率。予想:3.7%(前回3.7%)→結果:3.9%
先月に続き、今回も予想よりプラス!
ただ、失業率は3.9%に悪化。
前年比の平均時給は4.4%増の予想に対し結果は4.3%増。
先月は4.4%だったので・・・賃金の伸びは若干落ちた模様。
これは・・・インフレを抑制しつつ、
雇用市場を高いレベルで維持したいFRBにとっては理想的な展開か。
ちなみに、木曜に発表された失業保険継続申請件数は、
予想188.9万人に対し、結果は190.6万人(前回は189.8万人)。
なんかちょっとずつ増えてる感じありますね。
で、チャートがどう動いたかというと・・・
ユーロドルは60pipsほど上下したあとは元サヤ。
ドル円は100pipsほど上昇したあと同じく元サヤ。
→米2月雇用27.5万人増 予想上回る 失業率3.9%に悪化
今回の雇用統計によって、
6月までにFRBが利下げを行う確率がちょっとだけ上がったんだそうな。
しかし、それも市場の予想範囲内というわけで、
チャートは瞬間的に動いたものの、
すぐ戻ってきて元の水準に。
大きなベクトルの変更はなかったですね。
さて、問題は今後。
この感じだと・・・6月までに利下げが行われる確率が高そうですね。
そうなると当然これはドル安材料となるわけで、
引いては日本株安に繋がる可能性もありますね。
日経平均は先日過去最高の値を更新しましたが、
現在は一服して調整局面。
FRBが利下げ開始となれば・・・
また少し流れが変わるかもしれませんねー。
ではまた!