2023年5月5日、2023年4月の米雇用統計が発表されましたが、雇用者数は+25.3万人となって予想を7万人ほど上回り、失業率も3.4%に改善。引き続き雇用市場は力強いようです。さて、為替はどう動いた?アメリカの雇用市場はどうなる?
どもども。asajiroです。
アメリカでまた債務上限問題が発生してるみたいですなー。
なんでもアメリカの債務・・・つまり借金は
31兆4000億ドル。
日本円にして約4200兆円。
これが法定上限に達したため、
上限の引き上げが必要なんですな。
今のアメリカは、インフレ・銀行不安・リセッション(景気減速)という問題に直面しているわけだけど、この債務上限問題が解決されなければ・・・
6月1日にデフォルト(債務不履行)に陥る可能性があるわけ。
もちろん、デフォルトなんてことにはならんだろうけど。
そのためには民主党と共和党の歩み寄り・合意が必要なわけで、
これからゴタゴタすることは間違いなし。
万が一のリスクを避ける投資家も増えると思われます。
しかし4200兆円かあ・・・・
日本の借金は約1200兆円。約3.5倍。
これを考えると・・・
日本もこのくらいまで行っても大丈夫な気がしますね。
これに地方債が約200兆円ほどある。合わせて1200兆円。
よく「日本国民一人当たりの借金が1000万円を超え・・・」なんて言われますが、
そもそも、国の借金というのは、
国民の借金ではなく、
政府の借金。
日本の場合、ほぼほぼ円建て。
借りているのは日本の銀行なわけで。
返せなくなる心配がない。
だからといって放って置いていい話ではないですが、
「日本国民一人当たりの借金が1000万円を超え・・・」
と言って国民の危機感を煽り、
税金を上げる方向に持っていくのは財務省の罠な気がしますね。
さて、
2023年4月の米雇用統計を回顧しましょう。
2023年4月米雇用統計結果
◎非農業部門雇用者数。予想:+18.0万人→結果:+25.3万人
◎民間雇用者数。予想:+16.0万人→結果:+23.0万人
◎失業率。予想:3.6%(前回3.5%)→結果:3.4%
予想より7万人ほどプラス。
失業率も前回より改善して3.4%。
前年比の平均時給は4.2%増の予想に対し結果は4.4%増。
先月は4.3%だったので・・・先月より0.1%上昇。
依然、雇用市場は活発であり、
失業率は過去最低レベル。
賃金の上昇も高いレベルで続いているようですね。
ちなみに、木曜に発表された失業保険継続申請件数は、
予想186.5万人に対し、結果は180.5万人(前回は184.3万人)。
予想よりは減りましたが・・・
失業保険を受け取っている方は増えてるんだよねえ。
で、チャートはどう動いたかというと・・・
米雇用統計発表後のユーロドルのチャート。
一瞬ドル高で反応するもすぐ戻ってきて元通り。
米雇用統計発表後のドル円のチャート。
80pipsほどドル高で反応。
→再送米雇用者数、4月25.3万人増 失業率3.4%に改善 賃金伸び加速
アメリカの雇用市場は変わらず盛況。
賃金も伸びており、
インフレは鈍化の気配はあるものの、
実際はまだ収まっていない状況。
ちなみに、日本で450円のビッグマックは、アメリカでは740円らしい。たっか!
さて、問題は今後。
次回のFOMCは6月13~14日ですが・・・
果たして利上げが行われるのかどうか?
それとも10回連続で行われてきた利上げが停止されるのか?
FRBのパウエル議長はどちらとも取れる発言をしており、
かなり不透明ですが、
おそらくこれで「利上げ停止」となるのではないかと。
つまり、そろそろ転換の時期かも?
ではまた!