2025年12月16日、11月の米雇用統計が発表されましたが、非農業部門雇用者数は予想を上回る+6.4万人。失業率は予想より上昇して4.6%。さて、為替はどう動いた?利下げはどうなる?
どもども。asajiroです。
米政府閉鎖の影響で、
先月の米雇用統計は公表されなかったわけですが、
11月の米雇用統計は延期されながらも無事公表されたみたいですね。
早速、
2025年11月の米雇用統計を見ておきましょう。
■2025年11月米雇用統計
◎非農業部門雇用者数。予想:+5.0万人→結果:+6.4万人
◎民間雇用者数。予想:4.5万人→結果:+6.9万人
◎失業率。予想:4.5%(前回4.4%)→結果:4.6%
なんでも10月の非農業部門雇用者数は-10.5万人だったようで、
これは政府支出削減の影響でイレギュラーだとして、
11月は予想を超える雇用者数。
これは雇用市場も回復傾向?
ただ、失業率は前回から0.2%悪化して4.6%。
これは4年ぶりの高水準。
ジワリジワリと来ている感ありますね。
ちなみに、前年比の平均時給は前回3.7%増に対し結果は3.5%増。
というわけで、
急減速した雇用市場ですが、
やや回復したものの大きくは変わってない印象ですね。
で、チャートがどう動いたかというと・・・

ユーロドルは多少上下したもののほとんど変わらず。

ドル円も多少上下したけど殆ど変わらず。
→米雇用、11月予想上回る+6.4万人 失業率は4年超ぶり高水準
久し振りの雇用統計発表ということもあり、
市場では警戒感があったわけですが、
無事通過したのは良かったですねー。
さて、問題は今後。
12月9~10日に行われたFOMCでは予想通り0.25%の利下げが行われたわけですが、
来年以降どうなるのかは不明。
とりあえずは「中立金利の妥当な推定範囲内」という判断をしているようで、
来年1月に発表される雇用統計を見てからの判断になるでしょうけど、
今のところ1月の利下げは想定されていないみたいですな。
まあさらに失業率が上昇し続けたり、
雇用者数が大きく減ったりして雇用市場が悪化の一途となれば・・・
2月以降の利下げの可能性も出てくるでしょう。
また、パウエル議長は任期が来年の5月まで。
この辺も影響しそうですね。
というわけで、
とりあえずドル円は停滞しそうですが・・・
次期FRB議長となると噂されているハセット氏はトランプ大統領に近しい方と言われておりますな。

つまり、議長が変われば「利下げ」になる???
となればまたドル高に動く?
ではまた!







