アジアインフラ投資銀行(AIIB)、日本の参加反対!

マスコミは報じませんが、アジアインフラ投資銀行(AIIB)は歴史の大きな転換点となりました。今後の世界の覇権はアメリカが握るのか?中国が握るのか?これは単なる儲け話ではなく安全保障の話なのです。日本は絶対不参加でお願いします。参加反対!

 

こんにちは!ブログ管理人のasajiroです。

 

今、世界はどうなってるのでしょう?

 

それを紐解く鍵がここにひとつ。

 

アジアインフラ投資銀行(AIIB)です。

 

AIIB風刺画

 

これ、要は中国主導の「資金集め、投資システム」なわけですが、
アジア各国はもちろんのこと、
欧州主要国もこぞって参加したため、
AIIB参加国一覧はこちら

 

「日本も参加するべきやん!」

 

という声が多く聞かれましたよ。
多くのマスコミや知識人がそう言ってましたよね。

 

「乗り遅れるな!」

 

と言ってましたね。

 

しかしこれ、実は

 

「儲け話」「安全保障」が入り混じった話なのであり、

 

日本にとっては、

単なる儲け話、経済の話ではなく、

 

安全保障の話なのです。

 

(乗り遅れるな!と言ってた人は安全保障の観念がない人か、もしくは親中派の人でしょう)

 

AIIB見送り

前回、会った時は超仏頂面だった習近平主席だが・・・この時は気持ち悪いくらい愛想良かった。

 

要は、

 

中国につくか?

アメリカにつくか?

 

という話なのですよ。

 

「んな大げさな!」

 

と言われる方もいるかもしれませんが、
事実、このAIIBの創設に関わる時期と前後して、

 

アメリカは中国の

 

「南シナ海の埋め立て」

 

南シナ海中国埋め立て

 

しつこく文句を言い始めたでしょ?
それまで黙認していたにも関わらず、です。
(そして中国が折れ、埋め立ては中座しそうです)

 

安部首相のアメリカ議会での演説も好意的に受け止められました。
これは「日本のAIIB不参加」に大いに関係あると思われます。

 

アメリカはこのAIIBに関して甘く見ていたのです。
どうせ多くの国は集まらないだろうと。
資金集めに苦労している中国の泣きの一手だろうと。

 

しかし、蓋を開けてみると、
多くの欧州諸国が参加。オーストラリアやブラジルや韓国も参加。

 

アメリカが「参加するんじゃねーぞ」と圧力かけてたにも関わらずです。

 

そして、中国は

 

「人民元の変動相場制移行」
「人民元の基軸通貨化」

 

を狙っているのです。

 

ドルに対する挑戦状ですよ。

 

で、アメリカは気付いたわけ。

 

「中国はマジで世界の覇権を狙ってやがる!」

「敵はロシアでもイスラムでもねえ・・・中国だ!」

 

で、ターゲットをロシアやイスラム国から中国に切り替えつつあるわけです。

 

「え?ってことは西欧諸国は中国についたってわけ?」

 

いいえ、先にも言いましたが、
AIIBは「儲け話」でもあるわけで、

 

これから発展が予想されるアジアのインフラに投資することは
参加各国の「国益」に叶うことであります。
(投資先、審査が不透明であるのは置いておいて)

 

そして、欧州各国にとって中国は「安全保障」の外の話

 

なぜなら、遠いから。

 

つまり、AIIBは欧州各国にとって単なる儲け話。

 

そして、欧州にとって中国は最大のマーケットでありますから、
「アメリカの要望」より「実利を取った」ということなのでしょう。

 

「じゃあ、アジア各国は中国に付いたってこと?」

 

いいえ、アジア各国は「投資先」です。

 

つまり、彼らもお金は喉から手が出るほど欲しいわけで、
甘い審査で投資してくれるってんなら断るはずもありません。

 

領土問題でドンパチやってる
フィリピンやべトナムやインドも参加してますからね。

 

しかし、この投資先ですが・・・
中国の意向によって決められると言っても過言じゃなく、
(最重要議案についても中国は事実上の拒否権を持つ)

 

投資先の工事受注等をどの業者に委託するのか?
というのも議決権を持つ中国主導で決められてしまうでしょう。

 

今、中国では多くのゴーストタウンが発生しているそうですが、
国内の開発はもう限界という話ですからね~。

 

 

中国は経済を発展させ続けるためにも、
新しい開発先がどうしても必要なわけです。

 

AIIBは中国企業に仕事を与えるために作った、とも言われていますよ。
(どこまで本当か分かりませんが)

 

 

で、

 

日本にとって、

これは大きなチャンスなのです。

 

先にも言いましたが、

日本にとってこれは儲け話ではなく安全保障の話。

 

アメリカvs中国

 

という構図になり、
日本とアメリカが今まで以上に強固な同盟関係になれば、

 

ゴロリと世界が変わるわけです。

 

尖閣防衛はアメリカにとっても重要な話になりますし、
沖縄の基地問題も片付くでしょうし、
慰安婦問題も教科書問題も・・・

 

憲法改正論議すら前進するかもしれません。

 

慰安婦問題なんてのは、テキサス親父の言うとおり、

 

 

アメリカが一言、

「慰安婦は売春婦だった」

と言えば終わる問題です(アメリカに明確な証拠があるわけですから)。

 

憲法改正なんてのも、アメリカが一言、

「そろそろ変えてもいいんじゃね?」

と言えば終わる問題なのです。
(何十年も憲法改正してない国なんてのは日本だけ)

 

力衰えたりとはいえ、アメリカは強大です。
世界の軍事費の1/3以上を占める超軍事大国なのです。

 

世界の軍事費シェアグラフ

 

私はアメリカの価値観が全て正しいとは思ってませんが、
中国の価値観は全く間違っていると思っています。

 

中国は一党独裁の帝国共産主義国家。

 

日本と相容れる所は1ミリたりともありませんよ。

 

・・・

 

という角度から見るとAIIBが、
いかに日本にとってチャンスか分かると思います。

 

「日本だけは裏切らん」

 

とアメリカに思われることが大事。

 

「あんた親米主義(ポチ)か」

 

と思われるかもしれませんが、
もう一回軍事費のグラフを見て下さい。

 

世界の軍事費シェアグラフ

 

日本独力で中国に対抗出来るか?

 

と問われれば非常に難しいでしょう。

 

世界のバランスは「力」によって保たれているのです。
「話し合い」とか「法」で保たれているわけではないのです。

 

色々な考え方があっていいと思いますが、

 

現実的に考えて、

 

中国よりアメリカの方が100倍マシ。

アメリカと仲良くする方が得!

中国は尖閣・沖縄を狙っている!

 

なわけですから、

 

安全保証の面から考えて、

 

日本のAIIB参加は絶対NG!

 

だと思います。

 

この記事が何かを考えるキッカケになれば幸いです。

 

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