中国、虎網漁で乱獲。東シナ海を食い尽くす。

 

こんにちは!管理人の浅次郎です。

 

今、尖閣諸島の領土権を巡って、中国といざこざやってますが・・・
この事を中国が言い出したのって最近ですよね?

 

尖閣諸島地図

 

少なくとも、私が子供の時には「北方領土」の問題は教科書に載ってましたが、
尖閣諸島や竹島の問題は載ってませんでした。

 

まあ、領土問題に関しては私はよく分かりません。
が、その裏には中国の欲望が渦巻いていることは間違いなさそうです。

 

虎網漁法船

 

虎網漁(とらあみりょう)というのがあってですね。

 

ココ3~4年、中国の漁船が行なっている漁法なのですが、

 

400~500トンの大型漁船が、
日本で認められていない強力な集魚灯で魚を集め、
長さ1km以上の目の小さい袋状の大型網を使って、
魚の群れ(稚魚も小さい魚もお構いなし)を一網打尽にし、
それをポンプで吸い上げて短時間で根こそぎ吸い尽くす・・・

 

という資源管理もへったくれもない

とんでもない漁法なのです。

 

虎網漁法

 

サバ・アジなどが狙いで、
現在は東シナ海の「日中中間水域」(両国が自由に漁が出来る)に出没し、
乱暴なやり方で魚を乱獲しまくってるのです。

 

しかも、日本の漁船が見つけた魚群を横取りするというめちゃくちゃぶり。

 

遠洋巻き網漁船「第28野村丸」(135トン)吉本船長談。

「とにかくむちゃくちゃさ。他の船が漁を始めたら接近しないという漁師の常識がまったく通用しないわけよ。『どうせ日本の漁船は逃げるだろう』と図に乗ってるんじゃろ。ケンカしたら国際問題になるし、船が損傷したら大変なんで悔しいけど泣き寝入りしかないわけよ…」

 

ちなみに、「野村丸」がやってるのは巻き網漁。

巻き網漁法

農林水産大臣の許可が必要です。

 

虎網漁を行ってる船の数は300隻とも400隻とも言われます。
(この海域の日本の漁船は50隻あまり)

 

その実態は・・・「投資」なんだそうな。
つまり、10数人が集まって船を買う。儲かれば配当がある。
ただ儲かればいいという一攫千金のネタなのだ。

 

そこに、海の常識はありません。

 

日本巻き網漁船は・・・
過去の乱獲の反省から
集魚灯の強さや網目の大きさが厳しく規制されてるんですが、

 

この数百隻に登る中国漁船による虎網漁法は、

 

虎網漁法船2

 

今も、

 

東シナ海の魚を食い尽くしているのです。

 

「乱獲したら将来困る」といった意識はないのでしょうね。

 

実際、

2009年、長崎県のサバの漁獲量は91000トン
これが、2012年には68000トンに激減したんだそうです。

 

東シナ海の魚群がかつてないほどに減りつつあるそうな。

 

これは、私達だけの問題ではなく、
東シナ海の生態系を壊しかねない問題です。

 

ちなみに、彼らが虎網漁を行なっているのは東シナ海だけではありません。
アフリカ沿岸までその触手は伸び・・・ソマリアの海賊が増えた原因とも言われています(海賊の多くは元漁民。虎網漁によって魚が激減して食えなくなった漁民です)

 

そして・・・彼らが獲り尽くした後に向かうのが・・・尖閣や南諸島というわけです。
すでに沿岸部を獲り尽くし(汚染もヒドイ)、共同水域も獲り尽くし・・・

 

13億の胃袋を賄うためには、どうしても新しい漁場が欲しいんですね。

 

まるで、全てを食い尽くす飛蝗のよう。

 

私は元々中国歴史マニアで、中国大好きっ子だったのですが・・・
不当な日本バッシングや領土問題など、最近目に余ります。

 

しかし、そろそろ中国人民が立ち上がるのではないかなーなんて思ってます。

 

もちろん、それを一番恐れているのは当の中国政府でしょうけど。