2023年8月4日、2023年6月の米雇用統計が発表されましたが、非農業部門雇用者数は+18.7万人増。失業率は3.5%となった。これは50年ぶりの低水準。アメリカの雇用市場は引き続き堅調だが・・・為替はどう動いた?アメリカの雇用市場はどうなる?
どもども。asajiroです。
今日の新聞に「中国輸出14.5%減」という記事が載ってたのですが・・・
これはコロナ禍の大きな影響があった2020年ぶりの超低水準。
輸入も大幅に減ってる・・・
気になったので色々調べてみたら・・・
消費者物価指数は0%。7月は-0.3%。
若者の失業率は20.8%!しかもこれは都市部のものなので実際はこんなもんじゃないらしい(出稼ぎ労働者は入っていない)。全体の失業率は5.2%と低く押さえられているが・・・中国では「1日でも働けば失業者に入らない」んだそうな。
失業者が増えれば当然消費も増えず・・・デフレ入りとなってる可能性大とのこと。
これは・・・なんかヤバい気がするなあ。
さて、
2023年7月の米雇用統計を回顧しましょう。
【2023年7月米雇用統計】
◎非農業部門雇用者数。予想:+20.0万人→結果:+18.7万人
◎民間雇用者数。予想:+17.9万人→結果:+17.2万人
◎失業率。予想:3.6%(前回3.6%)→結果:3.5%
予想より若干マイナスだけど、前月よりはプラス。
失業率はとうとう3.5%まで改善。これは50年ぶりの水準らしい。
前年比の平均時給は4.2%増の予想に対し結果は4.4%増。
依然高い水準が続いている。
木曜に発表された失業保険継続申請件数は、
予想170.0万人に対し、結果も170.0万人(前回は167.9万人)。
予想通りの結果で失業保険を受け取っている方は若干増えた感じ。
で、チャートはどう動いたかというと・・・
米雇用統計発表後のユーロドルのチャート。一気に120pipsほどドル安に。しかしその後はジリジリと上昇。
米雇用統計発表後のドル円のチャート。一気に100pipsほど上昇してユーロ高ドル安に。ただ、その後はジリジリと元に戻る動き。
→米雇用、7月は18.7万人増で予想下回る 失業率3.5%に低下
ふむう。
雇用者数の伸びは予想を下回ったけど、
失業率は50年ぶりの水準、アメリカの雇用市場は堅実。
賃金の伸びも相変わらず高く・・・
金利上昇によるインフレ抑制の効果は微妙な感じ。
さて、問題は今後。
次回のFOMCは9月19~20日なのでとりあえず今月は大きな動きはなさそう。
しかし冒頭で書いた通り、
中国リスクが顕在化して来ていますし、
泥沼化しているウクライナ戦争も大きなリスクですし、
来年はアメリカ大統領選挙もありますしねー。
ちょっとドルがどう動くのか・・・難しいですね。
今月は大人しくしておいた方がいいかも。
ではまた!