【2月4日発表】2023年1月米雇用統計回顧。

2023年2月4日、2023年1月の米雇用統計が発表されましたが、雇用者数は予想を大幅に上回る+51.7万人!失業率も51年ぶりの水準となる3.4%!インフレ抑制のために急速に利上げを行ったわけですが・・・雇用市場は活発!為替はどう動いた?アメリカの雇用市場はどうなる?

 

どもども。asajiroです。

 

2023年も早いもので1月が終わりました。

やらなければならないことが山ほどあるのですが、

後回しにしてしまってなかなか進みません。

 

こういう時は、

一気にやろうとせず、

やらねばならんとこを細かく分けつつ箇条書きにし、

ひとつずつ順番にコツコツやっていく。

これが結局一番早いのだと、

浅田次郎先生が言っておりました。

 

 

しかしわかっちゃいるんだけど、

なかなか実践するのは難しいですね。

 

さて、

2023年1月の米雇用統計を回顧しましょう。

 

■2023年1月米雇用統計

◎非農業部門雇用者数。予想:+18.5万人→結果:+51.7万人
◎民間雇用者数。予想:+19.0万人→結果:+44.3万人
◎失業率。予想:3.6%(前回3.5%)→結果:3.4%

 

予想より大幅増加!

な、何があったんだ???

 

そして失業率はさらに改善されて3.4%に。

これは53年ぶりのことらしいです。

 

前年比の平均時給は4.3%増の予想に対し結果は4.4%増。

先月は4.8%だったので・・・

予想を上回る数字ではありましたが、

先月よりは大幅に減りました。

 

ちなみに、木曜に発表された失業保険継続申請件数は、

予想167.7万人に対し、

結果は165.5万人(前回は166.6万人)。

 

これも前回から改善。

 

今、FRBは、

インフレ対策のために利上げをして景気を冷やしつつ、

雇用も維持する・・・

という難しい舵取りを迫られているわけですが、

なんか怖いくらいに順調?ですね。

順調じゃないのかな?

 

で、市場も驚いたのか、チャートは大きく動きました。

 

米雇用統計発表後のユーロドルのチャート。一気に100pipsほどユーロ安ドル高へ。その後も同じ流れでドル高。

 

米雇用統計発表後のドル円のチャート。一気に200pips以上ドル高へ!週明けは窓が開いてさらにドル高へ。133円目前まで行きましたが、現在は131円くらいで落ち着いています。

 

米1月雇用51.7万人増、失業率53年ぶり低水準:識者はこうみる

 

ふむう。

なるほど、雇用市場が活発過ぎると・・・

これまたインフレを招く可能性があるということか。

 

というわけで、

FRBはさらに利上げを(あと数回)する可能性があると。

なんか多くの矛盾を孕んでいますな。

 

予想は「ドル安」としていましたが、

完全にハズレ。

 

まさかの大幅プラスでしたねー。

 

さて、問題は今後。

次回3月21~22日のFOMCでは

0.25%の利上げが予想されていますが、

今回の雇用統計を受けてその確率が相当上がった感じですね。

 

問題はその次の5月のFOMCで

利上げが行われるのかどうか?

 

そうなるとまた一旦ドル高になるのかもですねー。

今年はドル安と見ているので、

一旦ドル高になるのならそこでショートを狙うのも一興ですね。

 

ではまた!