2022年10月7日、2022年9月の米雇用統計が発表されましたが、雇用者数の伸びはほぼ予想通り。失業率は0.2%改善して3.5%となりました。さて、為替はどう動いた?アメリカの雇用市場はどうなる?
どもども。asajiroです。
ウクライナ戦争が泥沼化してますね。
今回のウクライナ戦争のおかしなところは、
圧倒的な戦力差があるはずなのに、
ウクライナが善戦している点。
これは当然欧米の支援があるからなんだけど・・・
そのせいで戦争が長引いてるとも言えますよね。
最初から欧米が表に出てロシアと対峙すれば、
さすがにロシアも引くしかなかったと思いますが・・・
それはないとプーチンは見たわけで。それは正解だったわけで。
結局のところ、
「ロシアの侵略は許せんが、決定的な対峙も避けたい」
という中途半端な欧米の・・・
特にバイデン大統領の対応が
今の状況を招いたということじゃないですかね。
しかしそもそもウクライナはNATO加盟国ではなく、
欧米にウクライナを助ける義務はないんですよねー。
じゃあ、見捨てれば良かったのかといえば
それも違うと思いますが、
クリミアの時みたいにサクッと親ロシア地区をロシアに渡してしまえば、
こうはならなかったと思います。
もちろんウクライナからすれば許されないことですが、
そうすれば国土が荒れることも、
多くの死傷者が出ることも、
世界中でインフレが起きることもなかったはず。
しかしこうなってしまうともう本当に落とし所が難しく、
報復の連鎖になりそうな気がしますねー。
欧米はどうしたいんだろ?
この状況を続けて、
ロシアが内部から崩壊するのを待ってるのかな?
それとも何か他に策があるのかな?
このウクライナ戦争の影響により、
欧州にはとんでもないインフレ圧力が掛かっており、
電気代やガス代は昨年の2~3倍の金額になってるんだそうな。
「ロシアへの制裁やめるべし!」
という声が上がり始めており・・・
なんとも解決するのが難しい局面になって来ましたねー。
・ウクライナへの支援を続けるのか?
・国民の生活を取るのか?
うーん。難しい。
一刻も早く終結することを望みます。
さて、ドル円は145円を突破してさらに上昇しそうな勢いですが・・・
2022年9月の米雇用統計を回顧しましょう。
■2022年9月米雇用統計結果
◎非農業部門雇用者数。予想:+25.0万人→結果+26.3万人
◎民間雇用者数。予想:+26.5万人→結果:+28.8万人
◎失業率。予想:3.7%(前回3.7%)→結果:3.5%
ほぼ予想通り。若干増。
失業率は0.2%改善して3.5%。
それでもかなり低い水準。
前年比の平均時給は5.1%増の予想だったけど、結果は5.0%増。
先月は5.2%だったので・・・
賃金の伸びは鈍化傾向にあり。
ちなみに、木曜に発表された失業保険継続申請件数は、
予想134.5万人に対し、結果は136.1万人(前回は134.6万人)。
失業保険貰ってる人は横ばい。
で、チャートがどう動いたかというと・・・
米雇用統計発表後のユーロドルのチャート。
ユーロ安ドル高で反応。一旦戻るも・・・その後ドル高へ。
米雇用統計発表後のドル円のチャート。
80pipsほど激しく上下した後、ジリジリとドル高へ。
→米9月雇用者26.3万人増、伸び鈍化も予想上回る 失業率3.5%に低下
ふむう。
利上げによる景気後退(リセッション)が懸念されてるわけですが、
雇用市場は相変わらず堅調。
ただ、賃金の伸びは鈍化傾向にあり、
多少なりとも利上げの効果は出ているのではないか?
と思われますね。
さて、問題は今後。
今月はFOMCは開催されないんだけど、
来月早々(11月1~2日)に開催され、
さらなる「利上げ」が発表される見通し。
ほぼほぼ前回と同じ「0.75%」の利上げが確実視されており、
これでアメリカの金利は3.25%→4.0%になりますね。
今回の雇用統計を受け・・・
ドル円はジリジリと上昇して147円近くまで到達。
先日の為替介入の効果を無視するかのようですねー。
しかし日本政府も黙って見てるわけにもいかんので・・・
油断したところで一発あるかもですねー。
我々一般トレーダーにとっては、
ハイリスクローリターン。
となるので手を出さない方がいいでしょう。
ではまた!