2022年11月4日、2022年10月の米雇用統計が発表されましたが、雇用者数は+26.1万人で予想より小幅増。失業率は0.2%悪化して3.7%。為替はどう動いた?アメリカの雇用市場はどうなる?
どもども。asajiroです。
先週の急激なドル安にはビックリしました。
なんと・・・146円付近から139円付近まで下落!
「すわ、またも介入か???」
と思ったんですが、
前回の介入はドル円151~152円レベル。
これ以上の円安ドル高は許せん!というレベルでの話。
今回は145~147円くらいでレンジしつつ、
若干ドル安気味に推移していたタイミング。
こんなタイミングで介入するはずない・・・
と思っていたら、
原因はCPI(米国消費者物価指数)だったようで。
これが予想を大きく下回ったため、
「FRBは利上げペース落とすんじゃね?」
という観測が広まったみたいなんですな。
しかしこれだけでは説明出来ないレベルの下落。
だって、7円の下落ですよ。
5兆円ぶっこんだこの間の覆面介入と同じかそれ以上の規模。
裏で何かがあったんじゃないかなー。
さて、
2022年10月の米雇用統計を回顧しましょう。
2022年10月米雇用統計結果
◎非農業部門雇用者数。予想:+20.0万人→結果:+26.1万人
◎民間雇用者数。予想:+20.0万人→結果:+23.3万人
◎失業率。予想:3.6%(前回3.5%)→結果:3.7%
予想より多少増。
失業率は0.2%悪化して3.7%
しかしそれでもかなり高い水準。
前年比の平均時給は4.7%増の予想に対し結果も4.7%増。
先月は5.0%だったので・・・
賃金の伸びは鈍化傾向にあり。
ちなみに、木曜に発表された失業保険継続申請件数は、
予想145.0万人に対し、結果は148.5万人(前回は143.8万人)。
失業保険貰ってる人は・・・ちょっと増えてる?
で、チャートがどう動いたかというと・・・
米雇用統計発表後のユーロドルのチャート。
ユーロ高ドル安で反応。一気に130pipsほど上昇したのちもユーロ高へ。
米雇用統計発表後のドル円のチャート。
一旦上下したのち、こちらもドル安へ。100pipsほど下落したのち、一旦戻ってくるもやはりドル安へ。
→米雇用者数、10月26.1万人増で予想上回る 失業率は3.7%に上昇
ふむう。
相変わらず雇用市場は堅調。
しかし失業率は0.2%悪化しており、
平均時給の伸びも鈍化。
徐々に利上げの効果が出ていると思われますな。
さて、問題は今後。
先日のFOMCでは0.75%の利上げが発表され、
焦点は次回12月のFOMC。
このまま行けば「0.50%」の利上げとなる見方が多いようですな。
これでアメリカの金利は4.00%→4.50%になりますね。
しかし一瞬で急激に為替が動く今の相場は、
自動売買向きじゃないですねー。
先日も「もう介入はないだろ」と思ってオンにしてたんですが、
CPI爆撃にやられて
あっという間の撃沈を食らってしまいました。
これはちょっと不可抗力だったすねえ。
CPIが重要な指標なのは重々承知してたのですが、
まさかこんな動きをするとは・・・!
しかしドローダウンにビビっていたらトレードなんて出来ません。
ある程度のリスクは最初から織り込み済み!
もうちょっとチャートが落ち着いたら、
また反撃して行きたいですね。
ではまた!