2021年10月米雇用統計予想。総選挙2021の結果。

2021年11月5日、2021年10月の米雇用統計が発表されます。雇用者数は増えるのか?アメリカのコロナの状況は?衆議院総選挙2021の結果は?今後のドル円・株は?

 

どもども浅次郎です。

先日おこなわれた衆議院総選挙2021の結果は・・・こう。

 

 

自民党は15議席減らしたものの単独で絶対安定多数の261議席を獲得し、

自民党・公明党の与党勢力が293議席。

対する野党第一党の立憲民主党は共産党と手を組んだにもかかわらず14議席減らし・・・

枝野代表は責任を取って辞任することに。

 

マスコミの出口調査では

「自民党は単独過半数(233議席)に届くかどうか?」

と言われていたんですけどねえ。

 

戦前の予想はこうだった。

 

しかし蓋を開けてみれば自民党単独で261議席。

 

そして、

「少なくとも議席を増やす」

と言われていた立憲民主党は大幅に議席を減らして96議席。

 

マスコミの出口調査も議席予想も・・・

全くアテにならんですな。

 

そして躍進したのが維新。

「自民党には入れたくない。でも、共産党と組んだ立憲民主党にも入れたくない」

という無党派層の多くが維新に流れたのでしょう。

 

今まで「非自民」の受け皿だった立憲民主党は・・・

これらの層にそっぽを向かれたわけですねー。

 

有権者もその辺は見透かしている・・・

といったところでしょうか。

 

個人的には・・・

私は右寄り・改憲賛成派なので、

自民党が普通に勝ってくれて良かったと思っています。

 

だって、仮に、仮にですよ?

 

立憲民主党を中心とした野党連合が政権を担う!

なんてことになったらどうなります?

 

・せっかく修復した日米関係は間違いなくボロボロ。

・中国寄り、韓国寄りの政策ギンギン

・沖縄基地移設問題は白紙?

・外国人参政権?

・集団的自衛権の閣議決定撤回?

・慰安婦合意の撤回?また蒸し返す?

・徴用工問題での該当企業の現金化促進?弱腰解決?

・韓国に対する輸出制限の緩和?

・尖閣諸島、沖縄防衛は?

・拉致問題解決への道が断絶?

 

まあ・・・これらの議題が選挙で交わされることは殆ど有りませんが、

中国寄り、韓国寄りの政策が次々と行われるのは目に見えていますね。

 

特に恐ろしいのは「集団的自衛権の閣議決定撤回」です。

立憲民主党はこれをやると言ってます。

 

そしてこれを一番喜ぶのが中国。

 

今、中国はアメリカと覇権争いをやってるわけですが、

日米同盟に亀裂を入れることがどれだけ戦略上重要か?

 

ちょっと考えれば誰でもわかると思いますが・・・

こんな話は全然議論されないですね。

 

なんか、どの政党も、

国民受けする目先の政策ばかりアピールしてますが、

大事なのは、

国としての方向性であり、

国民の生命や財産をどうやって守るか?

ということだと思います。

 

あと・・・改憲勢力が2/3を維持したので、

是非改憲議論も進むといいなと思っています。

立憲民主党はとにかく議論の席について頂きたい。

議論を拒否するのは民主主義ではないと思います。

 

さて・・・選挙の結果、

日経平均は大きく上昇。

市場は与党勝利を好意的に捉えたみたいですね。

さてさて。10月雇用統計の予想を。

 

■前回の結果は?

まず・・・前回「9月米雇用統計」の結果は?

◎非農業部門雇用者数。予想:+50.0万人→結果:+19.4万人
◎民間雇用者数。予想:+45.5万人→結果:+31.7万人
◎失業率。予想:5.1%→結果:4.8%

 

先月に続き、予想を大きく下回る数字!

 

チャートはどう動いたかというと・・・

 


米雇用統計発表後のユーロドルのチャート。
瞬間的に30pipsほど上下しましたが・・・結局変わらず。その後も大きな動きなし。

 


米雇用統計発表後のドル円のチャート。
こちらは一瞬ドル安で反応するもその後はドル高ウナギノボリ。

 

なんでドル高になったかというと・・・

パッとしない雇用統計だったにもかかわらず、

「テーパリング(量的緩和縮小)開始」が確定的となったから。

 

そして昨日行われたFOMC(連邦公開市場委員会)では・・・

市場の予想通り、

「11月にテーパリングを開始し、2022年に完了させる」

と決定しました。

→米FRB、11月に量的緩和縮小開始 資産購入月額150億ドル減

 

テーパリングのペースは月額150億ドル。

現在の市場の興味は

「利上げはいつか?」

という点に移っているみたいですね。

 

金利引き上げはまだ先の予定。

 

という状況下で発表される今回の雇用統計は・・・どうなる?

 

◆雇用統計とは?
米雇用統計では、失業率とNFP(非農業部門雇用者数:nonfarm payrollsの略)を中心として、製造業就業者数・小売業就業者数・週労働時間・賃金インフレの状態を示す平均時給など10数項目が発表されます。

 

今回の「2021年10月米雇用統計」の予想。

◎非農業部門雇用者数:+45.0万人
◎民間部門雇用者数:+40.0万人
◎失業率:4.7%

 

結果は、連続で予想を下回っているわけですが・・・

今月もまあまあ強気の予想。

しかし、アメリカではワクチン接種率が伸び悩んでおり、

 

 

コロナ新規感染者も相変わらず。

1日あたり10万人前後です。

 

 

これ、日本だったら大騒ぎだと思いますが・・・

アメリカでは大きな騒ぎになっておらず、

むしろ経済を回す方に舵を切ってるんですよね。

 

消費者物価指数はどうなってるかというと

高い水準を維持しており、9月は5.4%。

 

 

個人消費は引き続きかなり回復しているみたいです。

 

NYダウを見ると・・・

 

 

FOMCで発表されたテーパリング開始を受け・・・

過去最高値を更新・・・!

 

な、なんでこうなるんだ???

緩和縮小はドル高・株安要因じゃないの?

金利引き上げがまだ先だという発表があったから?

 

ちょっとよく分からんが、

とにかくアメリカでは株にお金が流れてますな。

 

さて、今回の雇用統計では、

 

雇用者減・ドル安になる!

 

と予想しておきます。

 

まあ、あまり動かないかもですが。

 

ではまた!