2021年8月6日、2021年7月の米雇用統計が発表されます。雇用者数は増えるのか?アメリカのコロナの状況は?日本の感染状況・重症化数・死者数は?
どもども浅次郎です。
東京オリンピックが盛り上がりを見せる中、
新型コロナの一日あたりの感染者数が過去最高を更新。
特に東京は緊急事態宣言下なのに・・・
感染拡大が止まりません。
昨日は最多の14207人が感染。
というわけで、
首都圏と大阪と沖縄には緊急事態宣言。
そして、北海道・石川・京都・兵庫・福岡に
まん延防止等重点措置が適用されたわけですが、
さらに8県(福島・茨城・栃木・群馬・静岡・愛知・滋賀・熊本)にも
まん延防止が発令されるようですね。
感染力の強いデルタ株が拡大し、
政府も自治体もあたふたしてる感じですが・・・
これは死者数のグラフ。
感染者増とは裏腹に・・・
死者数はかなり低い水準で押さえられています。
これは「高齢者のワクチン接種がほぼ完了した」のが原因でしょう。
つまり、現在、高齢者の感染(あるいは発症)はほとんどない。
重症者のグラフがこちら。
重症者はジワジワと増えてきてるみたいですね。
しかし高齢者はほとんどおらず、
多くは40~50代の疾患持ちの方みたいです。
で、
疑問なのは、
この状況で緊急事態宣言やまん延防止等重点措置を出す
意味があるのか?
という点です。
感染者の多くは若者。
そして彼らの多くはコロナに対する恐怖感がありません。
そしてリスクの高い高齢者のほとんどがワクチン接種完了しており、
死者はかなり押さえられた状況。
医療逼迫が迫っている!
という意見もありますが、
これは制度と日本医師会の問題で、
↓
新型コロナの医療逼迫問題はすぐに解決出来る話。
コロナの感染症レベルを引き下げれば解決出来る話です。
実際、インフルエンザがどんだけ流行ろうと、
医療崩壊なんて話にはならんですよね。
だいたい日本全国で数百人の重症患者で
「医療逼迫」っておかしくないですか?
というわけで、
今後は「ワクチン接種」を進めつつ、
コロナの指定感染症レベルを下げる方向にシフトするべきだと思います。
じゃないと・・・
来年も再来年もコロナコロナって言い続ける羽目になりますよ。
だって・・・ワクチンの効果は1年?と言われてますし、
また新たな変異株が来るでしょうからねー。
さてさて。7月雇用統計の予想を。
■前回雇用統計の結果
まず・・・前回「6月米雇用統計」の結果は?
◎非農業部門雇用者数。予想:+70.0万人→結果+85.0万人
◎民間雇用者数。予想:+60.0万人→結果:+66.2万人
◎失業率。予想:5.7%→結果:5.9%
予想を15万人ほど上回る結果だった先月。
アメリカではコロナ禍からの脱却が進み、
経済回復が進んでいるという話ですが・・・
チャートはどう動いたかというと・・・
米雇用統計発表後のユーロドルのチャート。
上下に振れたあとドル安へ。
米雇用統計発表後のドル円のチャート。
こちらも上下に振れた後はドル安へ。
市場の一番の興味は
「テーパリング(緩和縮小)」の時期。
→クラリダ副議長、年内のテーパリング発表と23年利上げ開始を予想
・経済見通しは明るい。
・この調子なら年内にテーパリングの時期を発表
・2023年に利上げ開始予想。
・デルタ株の感染拡大は下振れリスク。
当然この「雇用統計」の数字も大きく影響します。
で、今回の予想は・・・
■雇用統計7月予想
◆雇用統計とは?
米雇用統計では、失業率とNFP(非農業部門雇用者数:nonfarm payrollsの略)を中心として、製造業就業者数・小売業就業者数・週労働時間・賃金インフレの状態を示す平均時給など10数項目が発表されます。
今回の「2021年7月米雇用統計」の予想。
◎非農業部門雇用者数:+87.0万人
◎民間部門雇用者数:+70.0万人
◎失業率:5.7%
さらに雇用者数が増える・・・との予想。
ただ、先日のADP雇用統計は予想69.5万人に対して、結果は33.0万人。
まあ・・・ADP雇用統計は直結するわけじゃないけど・・・
この数字は今年2月以来の低い伸び。
これは・・・どうなんだ???
今回の雇用統計では、
ドル安になる!
と予想しておきます。
アメリカはすでにワクチン接種が3億回を越えていますが・・・・
その後の伸びが鈍化しており、
さらにココ最近の新規感染者数が9万人を越えています。
一時期は1万人前後まで落ちてたんだけど・・・
これらのリスクは「雇用者減」に繋がる可能性あるんじゃないかと。
しかしこれを見ると・・・
日本の追い上げ凄いですね。
当初「遅い!」とものすごく批判されましたが、
現在の日本の接種数はイギリスを抜いており、
100人あたりの接種率も上位。
これは日本人の生真面目な成績が功を奏しているのかな?
ではまた!