バイデン米大統領が、富裕層のキャピタルゲイン(株や土地などの売却益)課税の税率を・・・2倍近くに引き上げるという「キャピタルゲイン増税」の提案を行うらしいです。まだ導入時期も施行されるかも分かりませんが、施行されると起きるのは「増税前の利益確定売り」かな?株やドル円は売りを見ていた方がいいかも。
バイデン大統領が
「投資売買益の税金、2倍にしたれ!」
(キャピタルゲインの増税)
と言い出したそうです。
→米キャピタルゲイン増税、実現なら今年まず売り-パニックは尚早
あ、いや、これは大統領選挙の公約に掲げていたので、
いきなり言い出したわけではないですね。
日本の場合、株の売買で利益が出た場合、
所得税15%、住民税5%・・・
およそ20%の税金が掛かります。
では、アメリカの税率はどうなってるんでしょう?
所得によって3.8%、18.8%、23.8%と変わるみたいですが(投資収入課税3.8%含む)、
この23.8%が・・・今回の増税が実施されると
43.4%になるらしいです。
さらに州が課す税金もあり(日本で言う住民税みたいなのかな?)、
これは州によって税率が違うわけですが、
例えばカリフォルニア州では7.6%。
43.4%+7.6%で51.0%になる計算すな。
せっかく投資で儲けても・・・
半分は税金で持って行かれる計算。
当然富裕層からは大ブーイングが起きてるわけですが、
これは育児や幼児教育といった子育て支援の財源にするという話であり、
低所得層には受けがいいみたいですね。
で、問題は今後なわけですが・・・
まだこの「キャピタルゲイン増税」は決定したわけではなく、
情報がリークされただけ。
共和党の反対は必至ですし、まだどうなるかわかりません。
ただ、バイデンさんも選挙公約に掲げとるんでね。
この増税は実施されることになると思われます。
まあ、妥協点を模索するような形にはなるかもですけどね。
そうなると・・・
実施されるのがいつになるか?
にもよりますが、
キャピタルゲイン増税が実施される前に・・・
「利益確定の売り」が大量に出てくると思われます。
つまり、アメリカ株の暴落?
つられる形で日本の株も下落?
当然ドル円も下落?
という流れになるかもです。
取り敢えず今の所は大きな動きはありませんが・・・
要注意ですな。
ではまた!