2022年2月米雇用統計回顧。ウクライナ情勢で相殺?

2022年3月4日、2022年2月の米雇用統計が発表されましたが、為替はどう動いた?アメリカの雇用市場はどうなる?ウクライナ情勢の影響は?アメリカの新型コロナウイルス感染状況は?

 

どもども。asajiroです。

ロシア軍によるウクライナ侵攻は激化の一途。

その被害は市街および原発にも及び、

近隣諸国に避難する難民で溢れかえってるのだそうです。

 

 

軍事力による一方的な現状変更の試みは、

決して許されるものではなく、

それはウクライナ軍の頑強な抵抗となって

ロシア軍を悩ませているのだそうな。

 

これは決して他人事ではありません。

 

現在、世界中が団結してロシアを包囲制裁しているわけですが、

この包囲に加わっていない国があります。

 

 

そう、中国です。

 

中国はロシアのウクライナ攻撃を「侵攻」「戦争」と呼んでおらず、

ロシアの「正当な安全保障場の懸念」と捉え、

これを尊重するように西側諸国に要請しているのですよ。

 

 

「な、なんだって!中国けしからん!」

 

という報道をするマスコミは皆無。

 

どうしてでしょうねえ?

 

中国自身も東西南北+国内で「侵攻」をしている国。

(インド、チベット、ウイグル、南シナ海、台湾、尖閣)

 

当然日本の領土(尖閣・沖縄)もその標的なのであり、

今回のウクライナ侵攻は決して他人事ではないのです。

 

日本は、

ロシアを非難すると同時に、

中国も非難するべき。

 

そして、

「戦争反対!」

と叫ぶだけではなく、

 

どうやったら戦争を起こさないで済むか?

 

を考える必要があると思います。

 

中国はロシアよりもっと狡猾ですが・・・

いつ有事が起きても不思議無し。

 

コレを機に憲法改正の議論も進めて頂きたいと思います。

 

さて、2022年2の米雇用統計を回顧しましょう。

 

2022年2月雇用統計回顧

【2022年2月米雇用統計】

◎非農業部門雇用者数。予想:+40.0万人→結果:+67.8万人
◎民間雇用者数。予想:+37.8万人→結果:+65.4万人
◎失業率。予想:3.9%(前回3.9%)→結果:3.8%

 

予想を大きく上回る+67.8万人!

先月も予想を大きく上回る数字でしたが、今回も大幅増!

 

そして失業率も改善して3.8%に。

 

ちなみに、木曜に発表された失業保険継続申請件数は、

予想147.5万人に対し、結果147.6万人。

 

予想通りではありましたが、

先月の162.8万人から大幅に減少しました。

 

で、チャートがどう動いたかというと・・・

 

米雇用統計発表後のユーロドルのチャート。
ほとんど動かず・・・ウクライナ情勢と相殺?

 

米雇用統計発表後のドル円のチャート。
なぜかドル安で反応!反発することなく70pipsほど下落。その後はジリジリ戻す展開になっている。

 

米2月雇用67.8万人増、予想大幅に上回る 失業率3.8%に改善

 

雇用市場は大幅に改善したけど、

ウクライナ情勢によるリスク回避で・・・

ユーロドルは相殺されたみたいですね(有事のドル買い)。

 

ドル円はリスク回避の円買いが勝った感じ?

 

さて、問題は今後。

現在・・・世界中でリスク回避の動きとなっており、

NYダウも日経平均も下落傾向。

 

ずっと上がり続けたNYダウも・・・下落トレンドに変わった?

 

日経平均は25000円台まで下落。

 

日米だけではなく、世界中の株が下落しています。

 

そんな中、

3月15~16日に行われるFOMCでは

0.25%の利上げが確定的。

 

2022年合計3回利上げ説(3月・6月・9月)が、

これまで有力だったわけですが、

ウクライナ情勢によってまた変わってくるかもしれません。

 

「利上げ」はもちろんドル高要因。

 

となりますが・・・

 

ウクライナ情勢の悪化は円高要因!

 

ですからねー。

 

難しいところ。

 

ただ、アメリカはもう新型コロナ・オミクロン禍はすでにピークアウトしており、

 

 

今後、経済はさらに回復し、

急激に進むインフレも懸念されると思われます。

 

さて次の利上げ・・・どうなりますかねえ。

 

ではまた!