2023年4月7日、2023年3月の米雇用統計が発表されます。FRBによる急速な利上げは銀行の経営にも波及。景気後退(リセッション)の懸念は?アメリカの雇用市場はどうなのか?簡単に予想します。
どもども浅次郎です。
あまり報道されませんが・・・・
米国では多くの大企業が人員削減を進めています。
amazon・・・3万人
メタ・・・2.1万人
アルファベット(グーグルの親会社)・・1.2万人
マイクロソフト・・・1.1万人
利上げの影響か?
コロナ禍による過剰雇用の調整か?
それともAIが人の仕事を奪っているのか?
いずれにせよ・・・
米国には間違いなく大量解雇の波が来ているんだけど、
雇用統計の数字は堅調なんですよね。
どういうカラクリなんでしょう?
さて、
今回は3月雇用統計。
前回「2月米雇用統計」の結果は?
◎非農業部門雇用者数。予想:+20.5万人→結果+31.1万人
◎民間雇用者数。予想:+21.0万人→結果:+26.5万人
◎失業率。予想:3.4%(前回3.4%)→結果:3.6%
予想を超えて約31万人増。
チャートはどう動いたかというと・・・
米雇用統計発表後のユーロドルのチャート。上下を繰り返しながらユーロ高ドル安へ。現在は1.09前後。
米雇用統計発表後のドル円のチャート。200pipsほどドル安円高へ。
その後もドル安が進み・・・
現在は131円前後。
さて、そんな中で発表される今回の雇用統計ですが・・・
◆雇用統計とは?
米雇用統計では、失業率とNFP(非農業部門雇用者数:nonfarm payrollsの略)を中心として、製造業就業者数・小売業就業者数・週労働時間・賃金インフレの状態を示す平均時給など10数項目が発表されます。
今回の「2023年2月米雇用統計」の予想。
◎非農業部門雇用者数:+24.0万人
◎民間部門雇用者数:+21.5万人
◎失業率:3.6%
いつも通りの20万人ちょいの予想。
ちなみに水曜日に発表されたADP雇用統計は
+20.0万人の予想に対して+14.5万人の結果。
平均時給は前年比4.6%→4.3%増・・・
と上昇幅が押さえられ、減速する予想。
これは、、、
景気減速(リセッション)の波が雇用市場にも来たか?
まあ来てもらわないとFRBも困るわけですが、
仮に今回大幅に雇用者数が減るとすると・・・
次回のFOMC(5月2~3日)の判断に影響を与えることなる?
というわけで、
今回は、
ドル安!
と予想しておきます。
ではまた!