加計学園問題は規制改革の話。本当は安倍首相の手柄!

【加計学園問題】加計学園は何が問題なの?根本的な問題は何?安倍総理は本当に加計学園に便宜を図ったの?文科省の内部文書って問題なの?構図は「内閣府vs文部科学省」「官邸vs官僚」。それに「安倍叩き」のマスコミが乗っかっているのだ。前愛媛県知事の加戸氏の話が全て。岩盤規制の打破は安倍政権の手柄!マスコミはちゃんと報道しろ!

 

「加計学園問題についてわかりやすく説明します」

 

なんて書いてあったグーグル上位のサイトを見てみたのですが、

 

全然わかりやすくなかったですよ(笑)。

 

「思います」とか「安倍怪しい」とかそんなんばっかり。

 

というわけで、当ブログで簡潔に説明しましょう。

 

 

■加計学園問題の流れ・ポイント

・文部科学省は、既得権益を守るために、長い間「獣医学部の新設」を門前払いしていた(いわゆる岩盤規制。獣医学部だけではなく、医学部・歯学部も同じ)。

・愛媛県は、BSEや鳥インフルエンザなどの発生とともに獣医師の不足を痛感し、10数年前から獣医学部の新設を希望していた(文科省に15回申請した)。

・加計学園が愛媛県の獣医学部誘致に正式に手を挙げたのは2007年(約10年前)である。

・2015年6月、国家戦略特区(愛媛県今治市)を利用し、52年ぶりに、加計学園による獣医学部の新設が閣議決定にて認められた。後は文科省が許可を出せば新設出来るんだが(教育機関の許認可はすべて文科省が握っているので文科省の許可が必要)・・・

・この件につき、文科省は当然「新設反対」であったわけだが、その「正当な理由」を期限(2016年3月)までに示すことが出来なかった(これを見て京都産業大学も獣医学部新設に名乗りを挙げる)。

・安倍政権はこれをもって文科省の敗北とせず、期限を2016年9月16日まで伸ばした。

・2016年9月16日のヒアリングでも文科省は「正当な理由」を示すことが出来ず。事実上、文科省の敗北が決定。

・「総理の意向」があるといった内部文書の日付はこの10日後。決着した後に総理が口を出すことがある???(普通はあり得ない。口出しする意味がない。じゃあなんでこんなメモがあるの?文科省が「総理の意向があったからしょうがない」と自らを慰めるための内部文書だったのでは?←青山繁晴氏の推測)

・文科省の敗北宣言を受け、日本獣医師会は「じゃあせめて新規開設は一校にしてくれ」と働きかける→新規開設は一校になる。

・京都産業大学が新規参入から撤退。

・2017年1月、加計学園に決定。

・その後、安倍総理が加計学園(友人)の便宜を図ったのではないか?という疑惑が発生。

・安倍総理は「何も関与していない」と言っている。

・野党やマスコミは「説明責任を果たせ」と大騒ぎ。

・事実はどうなのか?ちゃんと知りたいという国民の声。

・今回の参考人招致で、改めて前川氏(当時の文科省次官)と前愛媛県知事の加戸氏の陳述を聞くことに。前川氏は「加計ありきだった」「首相官邸の動きがあったと思う」と発言。しかし、これまでの経緯を見るに・・・?

 

と、こんな感じです。

 

やっぱ簡単に、はムリやな(笑)。

 

色々とマスコミが騒いでますが、根っこの問題は、

 

岩盤規制を守りたい既得権益側(獣医師会・文部科学省)と、

岩盤規制にドリルで穴を開けたい権益打破側(内閣府・愛媛県・加計学園)の争いなのです。

 

ごくごく簡単に言えば、

 

文部科学省vs内閣府

 

もっと簡単に言えば、

 

官僚vs官邸(安倍政権)

 

三国志風に言えば、

 

十常侍vs帝

 

 

なのです(最後のはちょっと違うか笑)。

 

文科省はずっと「獣医学部新設の申請」を受付さえして来ませんでした。検討することすらなく、門前払いしてきたのです。その結果52年間もの間、獣医学部は新設されていません。何故かといえば既得権益(獣医師会や既存の獣医)を守る為です。新しく獣医学部が新設されれば、既存の権益が侵されますからね。なぜ守るかといえば・・・やはりそこに「天下り」の問題があるのではないかと。

 

しかし、現実問題(鳥インフルエンザや口蹄疫やBSEといった伝染病への対策)として獣医師の不足を痛感した愛媛県は、約20年前から獣医学部の招致を目指して動いています(四国には一校も獣医学部がない)。そして2007年に、愛媛県の誘致運動に対して唯一手を上げた学校法人が「加計学園」。つまり、愛媛県からすれば20年来の、加計学園からすれば10年来の必死の努力がやっと実を結んだ・・・それが今回の「獣医学部新設」なのです。

 

前川氏は「加計ありきだった」「不公平・不透明だった」と言っており、これを新聞も大々的に報じているけど、これ・・・10年以上前から必死に獣医学部新設を目指し、準備をし、やっとここまで辿り着いた加計学園に対して言う言葉ですかね?1年前に参入した京都産業大学に決まってたらそれこそ「不公平」な話ですよね?

 

え?そうなの?

マスコミが言ってることと違うじゃん!

 

とお思いかもしれませんが、

 

マスコミはこの問題に乗っかって

「安倍叩き」をやってるのです。

 

「安倍叩き」のためなら、何でもやるんですなあ。

 

参考人として招致された

愛媛県前知事の加戸氏の言葉が全てだと思います。

 

「特区が岩盤規制に穴を開けた。歪められた行政がただされた」

 

青山繁晴氏の質疑応答ですが、27分過ぎに加戸氏の話がありますので、是非ともお聞き下さい。これが加計問題の核です。現・今治市長が加戸氏の話を聞いて出した談話がこちら→今治市長「ゆがんでいるのは岩盤規制の方」 前川氏批判

 

もう、この青山さんの理路整然とした話を聞けば、

 

誰も反論出来ないわけですが・・・

 

マスコミは青山さんの質疑を完全にスルーし、

我々に伝えようとしません。

 

おいおい。

 

国民の知る権利は何処に行った・・・?

 

 

で、

 

問題の「総理の意向」「内閣府からの圧力」の件ですが、

 

 

実際どうだったのか?

 

内閣府からの圧力があったのか?

 

・・・は私には分かりません。

 

私には分かりませんが、

 

先程の青山さんの推察(「総理の意向」の内部文書は「文科省内の自慰のための文書ではないか?」という推察。また、獣医師会の圧力の存在、京都産業大学の撤退に対する推察)を交えた質疑に、前川氏は一切反論していません。「4条件がどうだこうだ」と話をすり替えて質問に答えています。そんなことは聞いちゃいねーよ。「これらの経緯を知っていたのかどうか?」と質問しているんじゃないか。

 

答えられないのか、答えたくないのか?

 

まあ「総理の意向が働いた」「加計ありき」「不公平」を主張している身からすると、答えられないわな。

 

しかし、「答えられない」ってことは「認めた」ってことと同意だよね。

もし、違うのなら反論すればいいのだから。

 

でも、仮に、

総理の意向があったとして・・・

何の問題があるというのでしょう?

 

そもそも国家戦略特区は、安倍総理の「成長戦略」の核を担う官邸主導の目玉政策でしょう?仮に、安倍総理の意向があったとしても何の問題もありません。

 

問題があるとすれば、

加計学園理事長の加計孝太郎氏が安倍総理の長年の友人という点。

 

 

つまり、

知人を優遇し、利益供与したのではないか?という点。

 

問題は、この一点のみなのです。

 

しかし、さっきも書いた通り、加計学園は2007年頃から愛媛県とともに獣医学部の新設に携わって来ているのであり、必死の思いでココまで来たことは想像に難くありません。先程の前愛媛知事の加戸氏はこう言っています。

 

「愛媛は12年前から加計ありき」

 

と。つまり、今回、加計学園がポッと出てきたのではなく、「愛媛県(今治市)」と「加計学園」が長い間不屈の精神で努力してきた成果・・・やっと戦略特区制度を使って獣医学部開設に辿り着いたのです。ちなみに、民主党政権の構造改革特区時代にも一度この件は検討され、ちょっとだけ話が進んでいます(この時もおそらく文科省の反対にあって頓挫した)。

 

安倍総理個人が間に入って便宜を図った・・・

というような構造じゃないのは明らかでしょう。

 

むしろ今回利用したのは安倍首相の方じゃないですかね?岩盤規制に穴を開け、規制改革を行う!というのは、分かりやすい「政治的成果」「政権にとってプラス要因」です。普通なら、

 

「安倍首相、よくやった!」

 

と国民的になるはずの話。でしょ?

ガチガチの岩盤規制に穴を開け、

空白地帯の四国に新しく獣医学部を作るわけですから!

 

・・・が、

 

官僚の逆襲に合い、

マスコミが火をつけた・・・

 

というのが今回の加計学園問題の真相です。

 

頭に来るのも当然です。的を射た批判ならまだしも、なんら関与してないことですから。ちなみに、野党やマスコミはしきりに「説明責任を果たせ」「説明が不十分だ」と言ってますが、安倍首相ははっきりと「一切関与していない」と言っています。いまだ、関与を示す明確な証拠は一切ありません(あるのは文科省内の内部文書だけです)。「関与していない説明」をどうやってしろというのでしょう?

 

 

・・・しかし、

 

いつにも増して酷いのがマスコミの報道。

特に、テレ朝(朝日新聞系)とTBS(毎日新聞系)。

 

先程も書きましたが、

今回の問題は「安倍総理が特定の友人に便宜を図ったのか?」が唯一の論点です。

これは普通の思考をもった記者ならすぐに分かるはず。

 

国民だって「もしそうだったら許せない」と思ってるのでありますが、

その核心に迫る・・・

今回の青山さんの質疑や前愛媛県知事の加戸氏の話はガン無視。

 

2017年7月11日の朝日新聞の朝刊の一面には、

 

 

「加計ありき 疑念消えず」

 

とありますよ。

 

いや、あんたら加戸氏の話、ちゃんと聞いた?

 

獣医学部の誘致は、愛媛県の長年の願い!

加計学園も愛媛県と一緒に、ずっと頑張って来た!

加計学園と愛媛県との繋がりは、安倍総理じゃなく愛媛県議!

 

青山さんの質疑聞いた?

 

「総理の意向」文書は、決着が付いた後に出てきた文科省内部文書!

京都産業大学は1年前に手を挙げたポッと出の候補!

前川氏は、青山さんの質疑に対し一切反論出来なかった!

 

これ・・・

 

疑念、晴れただろ!

しかも完全に!

 

聞いてないのか、

聞いてないフリをしているのか・・・

新聞記者にこれらを読み解く能力がないのか?

 

それとも意図的に報道しないのか?

 

・・・

 

というわけで、

 

本来、加計学園問題は、52年間守られてきた岩盤規制に穴を開けた安倍政権のお手柄の話です。四国には今まで獣医学部がなかったわけで、これで獣医学部を目指す現地の若者も増えるでしょうし、四国の獣医師不足も解決していくでしょうし、新設された獣医学部で新しい発見があるかもしれませんよ。また、鳥インフルエンザや口蹄疫やBSEといった伝染病への対応は地方自治における重要な問題だと思います。

 

・・・今回の加計学園問題、

 

本当の国民の敵は誰でしょうね?

 

よーく考える必要があります。

 

 

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